番組紹介
時に大陸歴1604年。フェルビスト大陸において、実に三世紀にも亘って続いてきた戦国時代は北方の雄ガズ帝国の崩壊を以て終焉を迎えた。
投入された兵力は正規の騎士や兵士の他、
ガズ帝国攻略に際して同盟を結んだ大陸主要6ヵ国は、以後も相互に平和条約を結び、事実上の終戦宣言を行った。ガズ帝国は分割統治され、<禁断皇帝>の持っていた莫大な富は戦後復興の為に同じく分割されて6ヵ国がそれぞれ管理し、有効利用する事となった。ガズ帝国の誇っていた魔法技術も同様である。
それは万民の待ち望んだ平和な時代の訪れであった。
だが――
戦乱、再び――!?
“チャイカ”の秘密をめぐる壮大なファンタジー、遂に最終章(クライマックス)へ!!
戦乱の終わった世界で、希望を枯らし自堕落な生活を送っていた
食べ物を探して分け入った森で棺かつぐ少女・チャイカと出会い、再び生きる目的を見つけたトールは、チャイカを主と定め、彼女の目的を果たすため、同じく
チャイカの目的―それは亡き父、禁断皇帝 アルトゥール・ガズの、分割された遺体を集めること。
そんな彼らの遺体集めの旅の途中、チャイカの前に、自分と瓜二つの“チャイカ”を名乗る少女が次々に現れる。紅。蒼。そして白。それぞれの決意を胸に秘め、遺体を求める複数の“チャイカ”たち。
誰が本物のチャイカなのか?“チャイカ”とは一体何者なのか?
遺体、そして“チャイカ”を中心として、複雑に絡まり合う謎。
すべての遺体が集まったとき、明らかになる真実とは――!?
出演者・スタッフ
【スタッフ】
原作:榊一郎・なまにくATK(ニトロプラス)
「棺姫のチャイカ」(株式会社KADOKAWA 富士見書房 ファンタジア文庫刊)
企画:安田 猛
監督:増井壮一
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:新井伸浩
コンセプトデザイン・メカニックデザイン:片貝文洋
プロップデザイン・サブキャラクターデザイン:ヒラタリョウ
棄獣デザイン:草彅琢仁
総作画監督:新井伸浩、諏訪真弘
監督補佐:小森高博
美術設定:金平和茂
美術監督:岡本好司
色彩設計:岩沢れい子
撮影監督:福田 光
編集:後藤正浩
音響監督:三間雅文
音楽:長岡成貢
音楽制作:フライングドッグ
音楽プロデューサー:佐々木史朗
音楽ディレクター:佐藤正和
エグゼクティブプロデューサー:安田 猛
プロデューサー:田村淳一郎
アニメーションプロデューサー:渡辺マコト
アニメーション制作:ボンズ
製作:「棺姫のチャイカAB」製作委員会
OPテーマ 「漆黒を塗りつぶせ」 野水いおり
EDテーマ 「ワタシハオマエノナカニイル」 coffin princess
【キャスト】
チャイカ・トラバント:安済知佳
トール・アキュラ:間島淳司
アカリ・アキュラ:原優子
フレドリカ:斎藤千和
ニコライ・アフトトル:佐藤健輔
ヴィヴィ・ホロパイネン:野水伊織
ズィータ・ブルザスコ:幸田夢波
マテウス・キャラウェイ:森嶋秀太
レオナルド・ストーラ:山本和臣
コンラート・シュタインメッツ:金尾哲夫
カレン・ボンバルディア:大空直美
チャイカ・ボフダーン:藏合紗恵子
ダヴィード:勝沼紀義
セルマ:ブリドカット セーラ 恵美
クローディア・ダッジ:勝生真沙子
ギイ:村瀬 歩
シン・アキュラ:櫻井孝宏
過去のラインアップ
第1話「遺体あつめる皇女」 続きを読む | 閉じる
航天要塞ソアラでの戦いから1ヶ月後、亡き父・禁断皇帝の遺体を求め、チャイカ、そしてトールとアカリ、フレドリカの一行は旅を続けていた。次なる遺体の所持者は、皇帝を討伐した八英雄のひとり、クローディア・ダッジ。彼女は優秀な魔法師(ウィザード)であったが、いまや広大な葡萄園とワイナリーを経営する女主人となっていた。遺体をかけて勝負を挑むチャイカだったが、その圧倒的な実力差に、なすすべもなく完敗。「完璧なる敗北...」落ち込むチャイカに、クローディアから意外な提案が......!?
第2話「ウィザードの矜持」 続きを読む | 閉じる
八英雄のひとり、クローディア・ダッジとの"遺体"を懸けた再戦に臨むも、その猛攻の前に、防戦一方のチャイカたち。アカリが仕掛けた罠もことごとく破られ、反撃の隙を見つけられずにいた。「俺が囮になる」一か八かの勝負に出たトールに、チャイカは...!?一方、紅チャイカこと、チャイカ・ボフダーンの一行も、"遺体"を求め、元八英雄にして弓の名手、グレン・ドンカーブートのもとを訪れていた......。
第3話「迷夢憶えし港」 続きを読む | 閉じる
次なる"遺体"を求め、一行はとある港町を訪れる。初めて見る海に大はしゃぎのチャイカ。その町に住む八英雄の一人、クレイ・モーガンは笑うことが大好きだと言う噂を聞きつけたチャイカ一行は、大道芸人を装い屋敷への侵入するが...!? 逃げたクレイを追うトールとアカリ。一方、残されたチャイカはクローディアから聞いたガズ皇帝の"遺産"のことが頭から離れず...。「父上の遺産......自分のこと......知る、希望!」
第4話「蠢く島」 続きを読む | 閉じる
"遺産"の存在を確かめるべく島へと上陸したチャイカを待ち受けていたのは、襲いかかるオルトロスの群れ、そして亜人兵の集団......!?捕らえられたチャイカは島の地下に広がる巨大施設へと連行されてしまう。そこは亡きガズ皇帝より密命を受けたガズ帝国魔法技術院副院長・ヴィクトル・イズマッシュの研究所だった。単身潜入したトールに解放され、施設内を彷徨う中、二人が出会ったのは......。「かつて一度チャイカを名乗る娘と会った...。その者は自身の運命(さだめ)を知り、『チャイカ』を捨てた...」
第5話「皇帝の遺産」 続きを読む | 閉じる
再び捕えられた二人のチャイカ。「......協力、今だけ。脱出。了承?」紅チャイカの申し出を受け出口を探す二人は、とっさに隠れた執務室で装置に固定された少女ニーヴァ・ラーダと出会う。「チャイカ、待っていた」チャイカを探して進むトール。研究所への侵入に成功したアカリとフレドリカ。囚われたダヴィードとセルマ、そして亜人であるキリルとウルスラ。棄獣(フェイラ)と亜人兵だらけの島を舞台に、それぞれの死闘が今、始まる......。
第6話「狂気の城」 続きを読む | 閉じる
ハルトゲン公国の首都ゲランソン――そこでは、来る"お祭り"に備え、世界各地から猛者達が集結していた。領主は八英雄の一人であり、討伐隊隊長として実際にガズ皇帝の首をはねたというシュテファン・ハルトゲン公王。彼の号令のもと行われる武芸大会の勝者には、ガズ皇帝の遺体が与えられるという。チャイカ一行も参加を決めるが、噂によればそこで繰り広げられるのは、大会とは名ばかりの、「本物の武」を競う"殺し合い"だという......。
第7話「黒い思惑」 続きを読む | 閉じる
大会前夜。闇に紛れて水路を進み、城内への潜入を試みたトールとアカリの前に立ち塞がったのは、同郷の兄弟子シン・アキュラだった。圧倒的な実力差を前に、撤退を余儀なくされる二人。翌日、トールとチャイカ、アカリとフレドリカ、紅チャイカとダヴィード、ヴィヴィとニコライ――それぞれ二人組みとなって戦場へと身を投じ、或いは邂逅し、遂に、武芸大会の火ぶたが切って落とされる。その様子を不敵な笑みで見つめるハルトゲン公王、そして3人の黒い少女。
「...再び戦争が始められる。この日をどれほど待ちわびていたことか...」
第8話「すれ違う流星」 続きを読む | 閉じる
ゆいが奏のことを好きなのだと思い込む佳織。一方、ゆいは佳織に「明日の放課後話があるので必ず教室で待っていてくれ」と伝える。翌日の夜、星を見に行く天文学会一同。そこで佳織は奏に想いを打ち明けた。奏からはっきり答えをもらえないまま、翌日、ゆいと顔を合わせづらい佳織は、放課後そのままゆいを待たず帰ろうとする。ゆいは佳織を追いかけるが...
第9話「戦まねく玉座」 続きを読む | 閉じる
人質に取られたチャイカを救う方法はただひとつ。トールは自身のふがいなさに憤りながら、棺をかつぎ再びゲランソン城へと向かう。そしてついに、玉座の間にすべての遺体が揃うときがやって来た――
「あなたには、ここで最後まで見届けてもらわなくちゃ。自分がなろうとしてなれなかった、本物のチャイカの姿をね」茫然とするチャイカたちを前に、黒チャイカは告げる。「はじまるのよ、新しい歴史が」
棺姫のチャイカABを見たいです❗️