番組紹介
南太平洋、仏領ポリネシア・タヒチは、人々にとってこの世の楽園であると同時に、野生のイルカやマンタ、サメ、そして珊瑚礁などの海洋生物にとってもサンクチュアリとなっています。
中でも、タヒチ島から南へ664㌔の南極にほど近い南回帰線の近くに点在するオーストラル諸島のひとつ、ルルツ島には南極海に生息するザトウクジラが子育てをする入り江があることでも知られています。
この番組は、12月12日(日)夕方5時より放送する3D紀行特別版「タヒチ・ルルツ島 親子ザトウクジラを守る入江」の制作舞台裏を追った1時間の海洋ドキュメンタリー2D番組です。※通常のテレビでご覧いただけます。
世界中のダイバーの憧れの海、タヒチ・ランギロア島の険しくも美しい水中と、そこに棲むイルカやサメ、海がめなどの海洋生物、そしてルルツ島で子育てをするザトウクジラを3D立体映像に収めるために現地入りした水中カメラマンの石川肇さんと、その友人でタヒチ在住のプロダイバー・喜田純子さんらスタッフを記録しました。パナソニック株式会社による全面バックアップの下、一年がかりで進んだプロジェクトが一目でわかる内容です。
タヒチの美しい水中映像をたっぷりお見せするのはもちろん、3D映像の制作裏舞台が分かるメイキング番組として、3D番組に関心を持つきっかけとしてお楽しみいただけます。
番組中に登場する撮影用の3Dカメラは、パナソニック株式会社の全面協力を得て、同社が世界に先駆けて発売した一体型二眼式3Dカメラレコーダー「3DA1」を使用。日本BS放送株式会社は、このカメラのために水中ハウジングメーカー・株式会社フィッシュアイに専用のブリンプを開発発注し、撮影に挑みました。
また、タヒチ観光局、タヒチのナショナルフラッグ・エアタヒチヌイの全面的な制作協力の下、長期ロケを敢行。ザトウクジラの親子の姿を3D撮影することに成功しました。
出演者・スタッフ
石川 肇(いしかわ はじめ) 1962年、東京生まれ 水中撮影のパイオニアで、ダイビングの専門誌を発行する(株)水中造形センターのチーフカメラマンとして、カリブ海・中南米・アメリカ合衆国・ミクロネシア全域・ASEAN諸国など、主に赤道付近の島々を取材。過去20年間で70カ国の海を潜る。写真と映像は、雑誌や観光局、エアラインの発行物、ポスター、テレビCM(「アサヒ飲料 スーパードライ・マンタ編/2003年CM出演」)、ドキュメンタリー番組などに使用される。2000年に独立後、現在まで、「海」をテーマに撮り続け、講演活動やテレビ、ラジオ出演など幅広く活動中。
喜田 純子(きだ じゅんこ) 1962年、大阪生まれ フランス領ポリネシア(タヒチ・ランギロア島)のダイビングサービス「ブルー・ドルフィン」オーナー。タヒチ在住20年。仏領ポリネシアで、ダイビングの正式なインストラクターとなった初の外国人。石川肇とは20年来の仲間でもある。
海洋シリーズ・ファンのダイバーです。実際に水中撮影もしますが,海洋状況の変化で大変なんです。2月~3月にかけてベストシーズンのモルディブのアリ環礁でジンベイ・マンタ映像希望、またリゾート以外の島民の素朴な暮らしを知りたいです。