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3D映像を作る
2010年 03月 30日

古くて新しい3Dの歴史
~今回が3度目のブーム

3D映像の歴史は古く、写真による3D映像は1833年、チャールズ・ホイーストーンによって発明されています。ホイートストーンブリッジでお馴染みかもしれません。
また、3Dの動画映像は1915年にアナグリフ方式(赤青式メガネ)で上映されたものが最初とされていて、すでに100年近い歴史があります。


 そんな中で3Dブームといわれるものは、これまで2回。いずれも2~4年ほどで鎮静化してしまいました。

 第1次3Dブームは、1950年ころ。米国で家庭にテレビが急速に普及し始め、映画館から観客の足が遠のいていました。ハリウッドの映画関係者は危機感を感じ、テレビへの対抗策の一つとして目をつけたのが、3D映像でした。1952年から1954年にかけて、長編作品・短編作品とも60本近く3D映画が制作されましたが、ブームは急速に冷めていってしまいました。
原因は、カメラに向かって棒を突き出す、モノを投げるなど、過度な立体感を狙った作品が多く、ストーリーが陳腐だったなどというソフト的な問題と、「3D映画の長時間の視聴が疲労をもたらす」といった問題があったといわれています。


そして、第2次ブームは、1980年代。米国で家庭にケーブルテレビが普及して、放映するコンテンツが不足したときに、あるテレビ局が過去の立体映画をアナグリフで放送したことが話題になり、映画業界は再び3D映画を制作するようになったのです。しかし、この時も内容が薄い3D映画が多く、ほどなく第2次ブームも終わってしまいました。


以後、博覧会等で3D映像が上映されたり、テーマパーク等で利用されたりしましたが、3D映像が一般的に定着たとは決して言えない状態が続いていました。


 しかし、ここ数年のHDテレビを主とした電子映像技術の進歩による映画撮影の電子化、デジタル化、デジタルシネマスクリーンの急激な増加を契機にして3D映画の需要が高まり、継続的な3D映画のリリースが定着。
第3次3Dブームといわれています。


 また今回が今までのブームと違うところは、薄型デジタルテレビ、ブルーレイ等の高画質メディアの普及に伴い、家庭で3D映像を楽しめるということ。わざわざ映画館に足を運ばなくても、放送やブルーレイで家にいながらにして楽に3D視聴ができます。
 しかも、映画「アバター」のように3Dコンテンツの内容も充実。3D効果を狙った飛び出しなどの演出は必要最小限で、長時間視聴しても疲労を感じにくくなっています。

エレガントな3Dという表現もあるほどで、今回の3Dブームは本物とささやかれている所以です。これからの3Dコンテンツの広がりにご期待ください。

Enjoy★3D at 2010/03/30 14:00 │ 3D映像を放送する

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