番組紹介
朝鮮時代最高のリーダーと称され、韓民族最高の文化遺産
“ハングル”を創り出した名君の激動の生涯を、壮大なスケールで描く超大作!!
民を思う愛、それは天地を超えた!
国家の基礎さえ築けていなかった15世紀半ばの朝鮮王朝時代に、
新しい国家を建設するために情熱を燃やした1人の男、第4代王、大王世宗。
韓民族最高の文化遺産である“ハングル”(韓国・北朝鮮で用いられる表音文字)を創り出し、
韓国国民が今なお尊敬してやまないと言われる、この誉高き名君の人間的な側面業績に光を当て、
当代の人々が理想に向かって駆け抜けていく姿をダイナミックに描いた歴史超大作。
主演の大王世宗を演じたキム・サンギョンは韓国グラミー賞ドラマ部門で最優演技者賞を受賞したほか、
KBS演技大賞ではイ・ユンジとイ・ウォンジョンが優秀演技賞を、世宗の子供時代を演じたイ・ヒョヌが
青年演技賞を受賞するなど2008年、最も評価された作品のひとつとして言われている。
また、70人を超える主要キャストのほか、総勢2万人を超える出演者が結集。
CGを駆使した華麗なる映像は、壮大かつ臨場感にあふれており、15世紀朝鮮王朝が見事に蘇った。
日本語字幕放送・全86話
出演者・スタッフ
CAST世宗 | ・・・ | キム・サンギョン(「恋する国家情報局」) |
太宗 | ・・・ | キム・ヨンチョル |
讓寧大君 | ・・・ | パク・サンミン |
ファン・ヒ | ・・・ | キム・ガプス(「いかさま師~タチャ」「犬とオオカミの時間」「済衆院」「復活」「過去を問わないで」) |
ハ・リュン | ・・・ | チェ・ジョンウォン |
チョ・マルセン | ・・・ | チョン・ドンファン |
イ・ス | ・・・ | チョ・ソンハ |
チャン・ヨンシル | ・・・ | イ・チョニ |
元敬王后 | ・・・ | チェ・ミョンギル(「天下無敵イ・ピョンガン」「憎くてももう一度」) |
イソン | ・・・ | イ・ジョンヒョン |
昭憲王后(シム氏) | ・・・ | イ・ユンジ(「素直に恋して~たんぽぽ三姉妹~」) |
孝嬪 | ・・・ | キム・ソンリョン(「完璧な恋人に出会う方法」「イルジメ~一枝梅~」「お隣さんは元ダンナ」) |
STAFF
演出 | ・・・ | キム・ソングン |
脚本 | ・・・ | ユン・ソンジュ |
過去のラインアップ
第1話~第10話 続きを読む | 閉じる
第1話「汝、王材を守れるか」 朝鮮王朝時代―。 宮殿では明との会談が進行する中、従事官の死体が発見される。他殺の可能性もあるとして検死を行うと毒殺であることが判明し、遺体には「汝、王材(世子)を守れるか」とメッセージが記されていた。ファン・ヒは直ちに4人の世子の安否を確認するが、忠寧大君(後の世宗)が行方不明と判明する。王妃や臣下は太宗に戒厳令を出すよう説得するが、太宗は明との関係を考慮し、拒否する。 |
第2話「建国の刀」 オク・ファンに助け出された忠寧大君は、館に戻らず内緒で町に向かい内侍のチャンウォンと共に酒を飲む。 そこで王朝の命に背く商人の謀反が起こり忠寧大君も牢獄に入れられてしまう。 一方、太宗は明の勅使ファン・オムと会談を進め世子を人質に差し出す代わりに自身の刀を渡し、 明と友好関係を築くことを申し出る。 |
第3話「申聞鼓の波紋」 町で商人たちの境遇を目の当たりにした忠寧大君は、申聞鼓(シンムンゴ)を打ち王に直訴をする。 太宗は呼び戻した忠寧大君から満足げに町の様子を聞くが、その後、王朝への抗議文を出した商人たちを処罰する。 忠寧大君は太宗に反発するが乱世の王は服従を示すことも重要だと諭され、罰としてチャンウォンが拷問され命を落とす。 |
第4話「太宗の譲位」 臣下たちは太宗に反発した忠寧大君を追放させようとするが、太宗は世子へ譲位を宣言する。 一方、刷巻色提調のパク・ウンは忠寧大君の処分を求めて世宗を追い込んだ重臣を批判し、 議政府高官と一部商人との癒着を怪しみ、王后の弟であるミン兄弟の関与を疑う。 取り調べが始まったためミン兄弟は忠寧大君の筆跡を真似た世子を誹謗する匿名書を作って宮殿に張り出し 忠寧大君を陥れようとする。 |
第5話「王后の涙」 太宗は忠寧大君を宮殿に連行し、世子にその処分を委ねる。 世子は忠寧大君に対し、これ以上国政に口出しをしないよう戒め、 王室を愚弄するものは死罪にするべきだとして黒幕である叔父であるミン兄弟を処罰しようとする。 ミン兄弟は世子のためにやったことだと説明をするが流刑が下る。 その後、忠寧大君は世子に対し、父親である太宗とは違った王になって欲しいと申し出る。 |
第6話「康寧浦襲撃事件」 数年後―。忠寧大君はイ・スのもとで学問を学んでいた。 ある日、康寧浦(カンニョンポ)の港が倭寇に襲撃される。 その制圧のため王妃の弟のミン・ムヒュルが任命されるが、血気盛んに成長した世子も制圧に参加する。 世子の登場に戸惑うミン・ムヒュルだが、共に戦い倭寇を撃退する。 民の熱狂的な歓迎を浴びながら、世子は兵士を引き連れてミン・ムヒュルと共には宮殿に帰還するのだが...。 |
第7話「世子と王子の違い」 太宗は世子が制圧に参加したことに対し立腹するが、無罪放免となる。 一方、忠寧大君は戦勝の様子を冷めた目で見ているユン・フェに気付き、康寧浦へ赴く。 そこで倭寇に襲われて失った物品を補填するために役人が民から財産を奪っていた事実を知るが、 かつてチャンウォンを拷問で失ったことを思い出し事実を伝えることが出来ずに酒に逃げる。 イ・スに戒められ、妻が懐妊したことを聞いた忠寧大君は、世子のもとに向かう。 |
第8話「チェ・ヘサン拉致事件」 世子は忠寧大君を相手にせず、即位を狙っているのではないかと怪しむ発言をする。 ある日、軍器監少監チェ・ヘサンが拉致されてしまい、忠寧大君は軍事情報を盗むためではないかと主張するが、 世子と叔父に証拠不十分として拒否される。 忠寧大君はオク・ファンを訪ねチェ・ヘサンが役人の恰好をした倭人によって拉致されたことを突き止めるが、 結局、世子の手柄として倭人は捕えられる。 |
第9話「世子の政策」 太宗は倭人を送り返し、民を管理するための号牌(ホペ)法の施行しようとする。 世子は軍事強化のため、火筒軍を作りたいと申し出るが、太宗はそれを却下する。 太宗と世子は国政でも揉め、ハ・リュンは引退を示唆される。 一方、忠寧大君は世子の力を借りて持ち出し禁止の倭国に関する書物を借り、資料作りに励む。 |
第10話「号牌法施行」 世子は定宗の愛人を誘い、密会が危うく太宗に見つかりそうになるが世子妃のお蔭で無事、難を逃れる。 号牌法が施行され、民は衣類の色によって識別されるようになるが、民の反発は激しく、 ファン・ヒも民をこのように統制すべきではないと訴える。 そんな中、何の連絡もなしに勅使ファン・オムがやって来る。 ファン・オムは宴で、倭国を倒すため軍と馬を出すよう要請する。 |
第11話~第20話 続きを読む | 閉じる
第11話「世子の座り込み」 世子はファン・オムからの申し出に反発して彼を罵倒してしまう。 一方、明は、朝鮮と倭が密通をしているのではないかと怪しみ、両国の関係は悪化する。 世子は朝鮮を敵国と見なすという明からの警告に抗議し、成均館の儒生たちと共に太平館前で演説を行う。 明との友好関係を望む太宗は世子を幽閉するが、ファン・オムは世子を人質として差し出すよう要求する。 忠寧大君は太宗に、世子を人質にするべきだと主張する。 |
第12話「民心を捉えた太宗」 太平館で抗議を続ける儒生たちに民も加わり事態はさらに拡大するが、 太宗は自らその場所に赴き、未熟な王のために苦労をさせることを詫びる。 儒生と民はその姿に驚き太宗の前でひれ伏すのだった。 忠寧大君は内偵がいるのではと明と通じている者を探し出そうとするが その後、ほとんどの家臣が明と関係を持っていたことを知り、その者を集めて弱国ですまないと謝罪をする。 |
第13話「成均館弾圧」 太宗は儒生たちが再び反発したため、ファン・ヒに命じ武力で鎮圧する。 王族と重臣たちによる会議が開かれ、定宗は世子を人質にするよう主張をするが、 孝寧大君に続き敬寧君も自ら人質になると申し出る。 一方、元敬王后は世子を守るために明の勅使ファン・オムを殺害しようと計画を練る。 そんな中、忠寧大君はユン・フェと共にファン・オムのことを調べ始まる。 |
第14話「暗殺阻止」 ユン・フェはハン尚宮の怪しい態度を察し、ファン・オムの毒殺計画を阻止する。 高麗復興勢力はファン・オムの殺害が実行されなかったことを知り、早々に武力を行使しようと計画を急ぐのだった。 太宗は世子の幽閉を解き、国のために人質になるよう世子を説得する。 重臣たちの間では次の世子は誰が適任かと議論が始まるが...。 |
第15話「勅使ファンの秘密」 高麗復興勢力は太平館を襲撃するがハン・ヨンノの裏切りによってすぐに鎮圧する。 ファン・オムが行方不明になり太宗は怒りを露わにするが、 実は忠寧大君は騒動の最中にファン・オムを連れ出してファン・オムの妹と再会させる。 翌日、忠寧大君の説得に心を打たれたファン・オムは世子を人質にしないことを朝鮮側に了承するのだった。 |
第16話「王材は誰か」 太宗はファン・オムから立派な王子がいると言われるが、どの子もかわいいと答えて明には余計な報告をしないよう釘を刺す。 重臣たちはファン・オムが称えた王子とは忠寧大君のことだと知り後継者問題に発展するのではとざわめく。 世子は忠寧大君に酒を浴びせて批判するが、かえって現実を見るよう諭される。世子は腹いせに定宗の愛妾と密会をするが・・ 太宗は世継ぎのために重臣たちが怪しい動きをしているのに気付き、王族を集める。 |
第17話「先祖への謝罪」 重臣たちは世子の交代があるのではと憶測するが太宗は王族を宗廟に集め、改めて長男のイ・ジェが世子だと伝える。 世子は混乱を招いたことを自ら皆の前で謝罪し、反省を示したからだった。 しかし世子交代ではないかと噂され屈辱を受けた世子は忠寧大君と太宗に対して怒りを燃やす。 ある日、定宗は世子と愛妾が抱き合っているところを目撃し立腹する。 |
第18話「上王の怒り」 定宗は世子を許せず太宗に報告しようとするが、 忠寧大君が定宗に対して今回だけは見逃して欲しいと懇願する。 定宗は忠寧大君が全ての罪をかぶるのであれば許すと提案し忠寧大君はそれを受け入れることにするが、 一方で孝寧大君は世子を告発し怒りを収めるべきだと発言する。 そんな中、定宗はオク・ファンに愛妾を殺害するよう命じる。 |
第19話「世子醜聞の波紋」 忠寧大君はオク・ファンが愛妾を殺害しようとしたところを阻止し殺害を請け負ったオク・ファンたち商人を怪しむ。 オク・ファンは内政のチョン・イルチを通じて吏曹判書のパク・ウンに世子の一件を密告する。 パク・ウンは世子派のハ・リュンを追い出すため愛妾を引き渡すよう忠寧大君に言い渡すのだった。 一方、ミン兄弟は世子に忠寧大君を殺害するよう進言するが世子はそれを拒否する。 |
第20話「真の大義とは」 ファン・ヒは拉致されたことにより、かつての殺害事件が高麗復興勢力によるものだったと知る。 その後、解放されるが宮殿内に内偵がいることを知ったファン・ヒは太宗に真実を告げられずにいた。 元敬王后は愛妾を引き渡すよう忠寧大君のもとを訪れる。 ある日、太宗チョ・マルセンにより忠寧大君が奴婢の身分回復事業を推進していることを耳にする。 元敬王后は太宗に忠寧大君を遠方に送るよう提案する。 |
第21話~第30話 続きを読む | 閉じる
第21話「世子に生まれた自覚」 シム氏は孝寧大君と誠寧大君に夫の忠寧大君が進める奴婢の身分回復事業に協力するよう願い出る。 世子はそんな弟たちの姿を見て、自分を叱咤しているファン・ヒに教えを請う。 ファン・ヒはそんな世子に対し、世子が力を注ぐ講武の準備で苦しむ民の姿を見せ、民の現実を知るよう促す。 一方、太宗は不正を働くハ・リュンの弱点を探るため調査を開始する。 |
第22話「高麗復興勢力の罠」 高麗復興勢力の仕業により、定宗と世子と愛妾が描かれているみだらな絵が町中に張り出される。 絵を描いた絵師が見つかり犯人は面をかぶった身分の高い女性だということが明らかになる。 世子の重臣たちはパク・ウンと通じている商人たちにより仕業と考えオク・ファンの家に踏み込むが結局証拠はつかめずに終わる。 一方、忠寧大君は何とか愛妾を守ろうと奔走する。 |
第23話「老臣ハ・リュンの覚悟」 忠寧大君は世子と愛妾を助けたいと太宗に打ち明け、ある筋書きを用意する。 愛妾は罪人の取り調べを行う鞠庁で皆の前で自分が定宗の愛妾であることを隠し世子に近づいたと証言し、事件は収束する。 一方、太宗はハ・リュンの不正の証拠をつかむが、これまでの功績を考慮し勇退を勧告する。 しかし、ハ・リュンは不正を減らすのではなく拡張して民を制するべきだと太宗に意を伝える。 |
第24話「忠寧大君暗殺計画」 忠寧大君は町で母親の薬代を稼ぐために自分を売ろうとする少女イサンに対し、女官を育てるセギ婆に彼女の世話を頼む。 太宗は子供たちに講武を学ばせようとする。 イ・スはそれを拒否する忠寧大君を戒め、忠寧大君は敬寧大君に兵法の教授を申し出る。 そんな中、高麗復興勢力は忠寧大君の暗殺計画を企てる。 |
第25話「「賊」という刻印」 セギ婆を訪ねていた忠寧大君はシム氏の出産が近いと連絡が入り急いで宮殿に戻る。 しかしその途中、銃筒の矢が胸に刺さるがシム氏の作ってくれた飾り物のお蔭で一命を取り留める。 忠寧大君はこの件は内密にしたいと言い張るが義父のシム・オンが太宗に報告してしまう。 同じ銃筒がミン兄弟のもとから発見され、世子も関与しているのではと宮殿で噂される。 |
第26話「ワン氏迫害」 忠寧大君は銃筒を作ったチャン・ヨンシルに対して怒りを露わにし腕を切ろうとするがイ・スが制止する。 チェ・ヘサンが彼の技術力は捨てるには惜しいと主張し忠寧大君は軍に従事させる代わりに犯人を教えるよう交渉する。 オク・ファンが首謀者と判明しファン・ヒが彼を追うが逃げられてしまう。 世子は高麗王家が名前を変えて隠れていることに気づき、オクとチョンという名字を持つ罪なき民が捕えられる。 |
第27話「革命軍との交渉」 忠寧大君は監禁していたチョン・イルチを通じてオク・ファンと交渉を行おうとするが、そこで人質として捕えられてしまう。 世子が軍と共に現れて忠寧大君を助け出すがオク・ファンらには逃げられてしまう。 太宗は忠寧大君に刀を与えて逆徒を処刑するよう言い渡す。 ユン・フェからは処刑を進められ、イ・スからは反論され、忠寧大君は悩み苦しむが...。 |
第28話「王子を辞める」 忠寧大君は処刑を拒否し交渉で解決をしようとするが、世子は処刑を続行しようとする。 ちょうどそこに高麗勢力が攻撃してきてチョン行首を助け出そうとするが彼は自害する。 太宗は武力で民を制圧するなら王子の座を降りると宣言した忠寧大君を投獄して北三道(プクサムド)に送るよう命を下す。 そんな中、高麗復興勢力による革命軍は宮殿襲撃を目論む。 |
第29話「高麗王室の遺言」 革命軍は秘密の通路を通じて侵入し官軍との決死の戦いが繰り広げられる。 そんな中、チョン・イルチの前に忠寧大君が現れて謝罪をし、チョン・イルチはそんな忠寧大君に対して何もできずにいた。 しかし、突如ムビが現れ忠寧大君を斬り付けようとしたため、チョン・イルチは忠寧大君を庇い、命を落とすのだった。 |
第30話「北三道の現状」 数年後―。世子は太宗の代わりに軍務と外交以外の政務を取り仕切っていた。 世子は女真族を討伐したいものの軍資金が足りず、ミン兄弟の入れ知恵によって土地制度の改正を提案する。 一方、鏡城(キョンソン)で女真族と貿易を行うチェ・ヨンドク将軍を探るよう、軍からイ・チョンが派遣される。 イ・チョンはチェ将軍を捕えようとするが民から反発を受ける。 |
第31話~第40話 続きを読む | 閉じる
第31話「世子の正統性」 孝嬪は、以前息子の敬寧君への暗殺計画が元敬王后の陰謀だったことを知る。 そして世子が独断で捕らえられていたミン兄弟を釈放したことも問題に上がり、重臣たちは重罪だと騒ぎ立てる。 そのことにより王后は廃位を覚悟したが、太宗から世子の正統性を守るためにも王后としての責任を果たすべきだと止められる。 一方、鏡城では、イ・チョンが前線基地化を進め、軍器体系を整え始めたことにより、女真族との間に緊張が走る。 |
第32話「外戚ミン家の終焉」 ミン兄弟は敬寧君への暗殺疑惑に加え、財産の一部といえる下三道(ハサムド)の土地が明るみとなる。 「自害せよ」との世子の命令に背いたミン兄弟は結局、賜死と下される。 王后は流刑される弟に「守れなかった姉を許すな」と泣き崩れるのだった。 人間不信に陥った世子は、「臣下は服従か背くかしかない」と言い放ち、ファン・ヒを困らせる。 一方、鏡城にやってきたチェ・ヘサンやチャン・ヨンシルらは軍器制作を進めようとするが...。 |
第33話「女真族の攻撃」 女真族は軍器監のイ・チョンからの挑発を受け反発した為、村が襲われ民が多数殺される。 惨劇を見た忠寧大君は、2年間もの間、頻繁に会っていたにも係らず事情を把握せず無関心に過ごしていた日々を悔やむ。 イ・チョンは大義名分ができたと世子に報告。世子派は北伐を主張するが重臣らは急変した情勢を疑う。 太宗は真実を究明するため領議政(宰相)のユ・ジョンヒョンを任命する。 慌てた世子は、戦を起こして実地調査を防ごうとする。 |
第34話「国母の重圧」 ユン・フェらが世子の密命を受けた兵士を捕らえた。 重臣たちは世子に罪を追求しようとするが、自ら過ちを認める機会を与えようと忠寧大君は止める。 オリはシム・オンに「私は世子様の女です。私たちの噂を広めてください」と申し出る。 そこには世子の座を剥奪されれば忠寧大君が王となり、哀れな世子と一緒に暮らしたいという希望があったからだった。 一方、世子妃はオリが妊娠したことを知り倒れる。 さらには王后が危篤になる。 |
第35話「忠臣たちの決断」 王妃の病気治癒のために太宗と王后は湯治に出かける。 その隙に中央軍を従えた世子は鏡城へ向かう。 ファン・ヒは兵判イ・スクボンより事実を聞き悩んだ挙げ句、太宗へ真実を伝えた。 ファン・ヒは急いで世子の率いる軍へ向かい、世子は過ちを犯し王材として適任ではないが諦めきれないと同行する道を選んだ。 一方、シム・オンはオリから世子の北伐作戦を聞き、太宗に報告。 怒った太宗は王宮に戻りイ・スクボンらを捕らえる。 |
第36話「逆徒か賢者か」 忠寧大君は世子を出迎え軍の撤収を要求。 地位を奪うと言われた世子は、部下に逆徒を斬るよう命じるが、忠寧は"世子こそが朝鮮の逆徒"だと迎え撃つ。兵士が武器を放棄したため、世子は敗北を認めて都へ戻る。 一連の世子の行動に、太宗へ役人たちが抗議し世子の罪を問う上訴が多数届く。 王は世子を守りたい為見向きもしなかったが、ついに閣議で領議政(宰相)ユ・ジョンヒョンが「いまこそ賢者を選ぶべきだ」と発言する。 |
第37話「父王の願い」 忠寧大君は王から世子になる覚悟を問われ「真の賢者になれるよう努力します」と発言する。 重臣たちは世子交代かと緊張がはしる。ファン・ヒは世子交代にしつこく反対し、太宗に辟易され罷免となる。 世子は自暴自棄となり、愚行を繰り返す。 それでも王は「お前が賢者になってほしい。お前を諦めきれない」と告げるのだった。 一方、定宗は孝寧大君を世子に推挙する。そんなとき、誠寧大君が病に倒れる。 |
第38話「世子の本音」 オリを宮廷へ連れてきた世子は、説得する王に対し、自分の行動は王と変わらないと一歩も引かない発言をする。 世子らしからぬ発言を繰り返す行動に王は憤怒し、ついに世継ぎとすることを諦める。 聴聞会が開かれ、かつて王家の正統性を否定した忠寧大君が問題視される。 世子の地位が孝寧大君に移ろうとしていたとき世子は孝寧と会い、「お前は賢者にしては傷が少ない。 お前に譲るために、父上を苦しめたわけではない」と告げる。 |
第39話「新世子の試練」 ついに忠寧大君は世子となった。日照りが続き民は苦しみながら、 長男に王位を継がせないから天が怒ったと囁くようになる。 パク・ウンは民を鎮めるための祈雨祭を提案する。 新世子は書斎に籠もり雨を降らせる方法を見つけようとするが不眠不休で倒れてしまう。 世子という地位の重みを達観し、天からも民からも逃げる自分に資格などないと涙を流す。 王は資格がなければ今から身に付ければいいのだと世子を戒める。 |
第40話「新王誕生」 太宗が譲位を宣言し、ついに世宗王が誕生した。 しかし太宗は世宗が30歳になるまで軍事権は自分が持つとの条件で譲位を認めた。 さらに長年太宗に使えたチョ・マルセンを世宗の知申事(秘書室長)に指名し譲位後も後ろで権力を執行しようとする。 ユン・フェらは世宗を操り人形にするかと憤慨するが太宗の思い通りに事が進んでいく。 太宗は世宗の即位式が終わるとすぐに大規模な対馬討伐を計画し、世宗に特別税対策を指示する。 |
第41話~第50話 続きを読む | 閉じる
第41話「集賢殿の役割」 世宗は精鋭たちを選抜し、集賢殿(王立アカデミー)の役人とした。 そして対馬の情報収拾を指令するが集賢殿の長パク・ウンは、軍務は上王・太宗の業務だと反対する。 外交政策のためとして世宗は任務を遂行させ、情報部員の養成も開始する。 さらに、太宗は対馬から使者を呼び出し宣戦布告する。 世宗には明の冊封に専念するよう指示するのだった。 そのとき現れた明の使者は急な王の譲位に憤慨し、明との関係に陰りが出る。 |
第42話「カン・サンインの忠義」 世宗は太宗の宣戦布告を知り、ユン・フェを対馬に潜入させようとするが 兵曹参判のカン・サンインがそれを見つけて連行する。 一方、東莱では対馬側に軍事機密が漏れていることが発覚しカン・サンインは太宗に報告しようとする。 しかし、ユン・フェに倭人が皆殺しにされると警告され、軍務を世宗に報告する。 そのことにより逆徒として捕らわれるが、太宗に裏切った理由を問われ「上王の臣下ではなく朝鮮国の臣下になりたい」と答える。 |
第43話「王の敵を一掃せよ」 太宗は敵となりえる人物の一掃を開始し、カン・サンインを処刑する。 また明に特使として向かわせたシム・オンを逆徒の黒幕に仕立て、 彼の身柄拘束を許可する書類に世宗は苦渋の決断を下す。 昭憲王后が密かに派遣した女官のイソンがシム・オンに事態を伝え、チェ・マルリらは明へ亡命すべきだと強く説得する。 しかしシム・オンは太宗の粛清は自分で終わらせると帰国を決意するが...。 |
第44話「上王との取引」 臣下はシム・オンの娘、昭憲王后の廃位を強く求める。 「祖父を倒した父が今は理解できる。自分はどこに刀を向けるべきか」と世宗は直接、太宗に問う。 そして、粛清はシム・オンで終わりにする約束を受け入れるが王后は国母として守り抜くと申し入れる。 太宗が出した廃妃しない条件とは...。 |
第45話「対馬討伐の宣言」 太宗は軍部へ東菜の倭館の焼き討ちを命じるが、幹部は「民を斬ることはできない」と拒否する。 太宗は、軍の内部を把握させるために側近のチョ・マルセンを兵判に任命する。 一方、ユン・フェは対馬に潜入し対馬が九州と手を結ぼうとしていることを嗅ぎつける。 援軍を得た対馬側は、食糧援助を掲げて交渉を望むユン・フェの交渉をはね除け交渉は決裂。 世宗はついに覚悟を決め、太宗に勝つために対馬討伐を宣言するのだった。 |
第46話「故郷のために」 まさに今、朝鮮の対馬討伐が始まろうとしていた。 対馬側が世宗の暗殺計画の遂行を目の前に仲間のピョン・ドジョンの子マンゴが対馬側に刃を向ける。 なんと事前にこの計画を朝鮮側に密告しており暗殺計画は失敗に終わる。 一方、朝鮮側は対馬に攻撃を開始。 明のファン・オムは対馬に拉致されている自国の学者ヨ・ジン救出を理由に朝鮮に援軍を送ることを提案するが...。 |
第47話「捕虜救出作戦」 朝鮮軍は尾崎浦(豆知浦)を占拠し捕虜の救出に成功する。 巌原に退却した対馬側は九州の援軍を求めることにする。 にらみ合いが続くなか、世宗は"九州の支援阻止のために勝負を挑む"と奇妙な策を実行するのだった。 さらに九州の使者を呼び出して朝鮮の覚悟を伝え、明の使臣とも、ひと勝負挑むことになるが...。 |
第48話「政敵を圧迫する術」 対馬の勢力が劣ってきている状況から、太宗や一部の重臣は征服を求める一方、 世宗と集賢殿の役人たちはこれに反対する。 駐屯が長引いた場合の人手不足の問題や財源確保を理由に撤収すべきだと周囲を納得させる。 宗貞盛は世宗からの意外な和睦の申し出に降伏を選択。 こうして対馬征伐は幕を閉じる。 武力ではなく政治力で降伏させた世宗に、臣下の一部は怖れを抱くようになる。 |
第49話「天の怒り」 集中豪雨で各地に水害が発生。 重臣は大雨は国王に徳がないからだと世宗を責め立て、天の怒りを鎮める儀式の遂行を提案する。 日に日に重臣たちは集賢殿を寵愛する王に不満を募らせる。 そのとき孝寧大君が禁止されている仏教を布教していることが明らかとなり、 これを王への対抗策として利用しようとする。 日食の日に儀式を開くことが告知された。当日その時間になると...。 |
第50話「孝寧大君は敵か」 日食の予測が外れ、世宗の立場は追いつめられる。 ユ・ジョンヒョンらは集賢殿の密室政治を指摘し、集賢殿の閉鎖を求める。 一方、チョ・マルセンは僧侶たちと共に民の救済を続ける孝寧大君に民の心が動いていると太宗に報告。 元敬王后は太宗が世宗に孝寧を斬り捨てるように命じたことを知り、孝寧を守ろうとある行動にでる。 パク・ウンは世宗と集賢殿を守るため、チョ・マルセンの周囲を徹底的に調べる。 |
第51話~第60話 続きを読む | 閉じる
第51話「パク・ウンの罷免」 重臣ら全ての意見としてユ・ジョンヒョンは、寺の閉鎖と孝寧大君の仏事活動禁止、パク・ウンの罷免を求める。 一方、日食予測が外れた原因を追及していたチャン・ヨンシルは、明と朝鮮では天文図が違うという仮説をたてる。 世宗は集賢殿を守るために、パク・ウンの罷免を受け入れる。 パク・ウンは「世宗の臣下として辞めることに感謝します」と朝廷を去る。そんなとき、元敬王后が疫病に倒れ世宗は動揺する。 |
第52話「元敬王后死す」 世宗は疫病にかかった母、元敬王后の命を救うため自ら仁王寺(インワンサ)に連れていく。 重臣らは、世宗が国法である崇儒抑仏(儒教を尊び、仏教を抑える)に背く行為をしたとし憤激する。 元敬から助けられた民が「祈祷したい」と一同に集結し、世宗は仏教を排除する姿勢そのものを考え直す様になる。 死期を悟った元敬は王后に国母としてのこの先について助言をする。 |
第53話「朝鮮の空は民のもの」 時は流れ世宗4年の春、世宗は世子、チャン・ヨンシルと"朝鮮の空"を観察する。 明と朝鮮では天文図が違うという報告を受けた世宗は、朝鮮独自の暦法作りを内密に開始する。 これを知ったチョ・マルセンは「明を敵にする気か」と牽制する。 そこで世宗は、チャン・ヨンシルらを明への特使として任命し事なきを得る。 一方、力を持ちすぎたマルセンを警戒し、太宗は敬寧君にマルセンを討つ為の義名分を探すように命じる。 |
第54話「太宗の敗北」 チョ・マルセンはファン・ヒに一緒に譲寧大君を王にしようと誘いをかける。 この行動を知った太宗は激怒し、マルセンを謀反人として捕らえるように命じる。 しかし力を持ったマルセンは軍権を支配する様になる。 この事件をきっかけに、重臣らが王に忠誠は誓えないと登庁を拒否し朝廷に混乱が起きる。 太宗は世宗にも機会を与えてほしいとファン・ヒに登庁をお願いするが...。 |
第55話「刀ではない力」 議政府の役人として復帰したファン・ヒは、登庁拒否する役人を次々と復帰させていく。 ファン・ヒはマルセンを妓生房に呼び出し話し合いをしていると、譲寧大君が突然現れマルセンの策を牽制する。 太宗の余命を知った譲寧は太宗のもとを訪れ、償うためにもそばにいたいと涙する。 太宗は世宗を呼び出し、天文台を作る場所を勧め「お前を誇りに思う」と告げる。 そして太宗は息を引き取るのだった。 |
第56話「ファン・ヒの不祥事」 世宗をはじめ王室や重臣たちは太宗の国葬を行う。 一方、明へ派遣された軍器少監のチャン・ヨンシルとチェ・ヘサンは、ヘ・スの監視を逃れ明の暦や天体儀について研究を進める。 その頃、朝鮮ではファン・ヒの審問会の準備が進んでおり、不祥事が書かれた上疏文が発見される。 チェ・マルリはファン・ヒの必要性を認め、上疏文を黙視しようと提案する。 インジが悩んだ挙げ句出した結論とは...。 |
第57話「真の役人」 審問会にてファン・ヒが人妻を拉致監禁暴行したとして問われる。 ファン・ヒが弁明をしないため、重臣たちから非難を浴びる。 ところが事件の当事者パク・ポの妻を登場させ、事件の真相が明らかとなり、ファン・ヒは無事に復職を果たす。 一方、明ではチャン・ヨンシルが天体観測器や暦法を担当する欽天監に侵入しようとするが...。 |
第58話「ヨンシルの帰国」 チャン・ヨンシルらが朝鮮に帰国し、明で得た知識を集賢殿で講義する。 世宗は朝鮮独自の暦を作ろうと、天文都監などの担当部署を設立する。 ヨンシルを責任者として任命しようとするが、技術者も官吏も「身分の低いものの言うことは聞けぬ」と反対する。 憤慨した世宗は、ヨンシルに官位を与えると宣言。重臣たちは"身分制度の崩壊は亡国への道"だと猛反発する。 世宗はヨンシルに官服を渡し、私と一緒に戦おうと説得する。 |
第59話「身分制度の崩壊」 ヨンシルは官服を着て出仕するが宮中で非難の眼差しにさらされる。 重臣らは一斉に座り込みを始め官位を与えた王命の撤回を求める。 世宗は断食で対抗するが無理をして倒れてしまう。 廃位をほのめかす声が上がり、ヨンシルは世宗のためにも官服の返上を決意する。 ところが世宗は雨の中、座り続けるヨンシルに傘を差しだし「お前を捨てれば後世の民が文明を失う。 どうか耐えてくれ」と励ますが...。 |
第60話「500年後への能力」 世宗が「500年後の朝鮮のためにも必要な人材なのだ」と、必死でヨンシルを守る姿を見た側近らは感銘を受け、 態度を入れ替えていく。 一方、ジョンソ王女は世宗と出かける約束を信じて外でひと晩中待ち続けた結果、高熱に倒れてしまう。 マルセンの収賄を知った世宗は驚倒するが、悩んだ末不問にする事を決意するが...。 |
第61話~第70話 続きを読む | 閉じる
第61話「娘の願い」 世子はチャン・ヨンシルに自作の詩を刻印した金の定規を渡し、今までの事を詫びる。 王宮内に入ることを求めていた明の勅使ヘ・スだったが、急遽帰国する。 理由が分からない朝鮮側は研究情報が漏れたのではないかと動揺する。 一方、ジョンソ王女は重い疾患で危篤状態に陥る。 ジョンソは世宗に祖母の身分回復を願望するが応じてもらえない。 失意のジョンソは両親の手を取り「この手を離さないで」と言い残して生涯を終える。 |
第62話「報復か正義か」 シム・オンの復権とユン・ジョンヒョンらの責任を集賢殿の学者たちは追求する。 しかしシム・オンが無実となれば立場が危うくなる重臣らは強く反発する。 そこで明への使者にファン・ヒとユン・フェを選抜し、北三道(プクサムド)にはチェ・ユンドクの派遣を推薦するなど世宗の側近たちが王宮から離れる様に仕向ける。 昭憲は国母として見解を述べるが...。 |
第63話「悲しき再会」 1424年(世宗6年)。世宗は女真族の帰化を望んでいた。 チョ・マルセンはその世宗の帰化政策を受け入れようとせず権力を奪う企みを始める。 一方、明の皇帝が崩御し、ダヨンが殉葬されることになった。 長年の想い人が殉葬されると聞いたチャン・ヨンシルは衝撃を受ける。 助ける策としてファン・オムを頼るが彼が朝鮮族ということがワン・ジンにばれてしまう。 |
第64話「放火事件発生」 1426年(世宗8年)。 世宗らが王宮を空けている間に都で大火事が発生し、昭憲は不在の世宗にかわり指示にあたる。 世宗は火事発生の原因を探るべく会議を開き、北三道の人間の仕業と疑われる。 証拠集めが先だと主張する世宗に代わりチョ・マルセンは軍部を動かし逆徒を捕らえようとする。 昭憲はハン尚宮から敬寧君が怪しいことを聞く。 火災現場で発見された木材に北三道の人には入手困難な高価な原料が使われていることを発見する。 |
第65話「泣き虫タミ」 王宮に忍び込んだ人間を捕らえた。 タミは世宗が鏡城を去るときにくれた本を目の前につき返し 「食べるものも辛い生活で文字を覚える時間はなかった」と泣く。 そして北三道の辛い現状が描かれた絵を渡す。 北三道の人々はタミが王宮に向かったと知り、一同は王宮へ向かう。 世宗は民の前でひざまずき謝罪する。世宗は北三道の民を救う為に税制改革を始めようとするが...。 |
第66話「マルセンの反乱」 タミが世宗に渡した絵を描いたオ・マクチは、放火犯の似顔絵を見せ、商団の男たちが捕まる。 義禁府はチョ・マルセンが多額の賄賂を受け取った証拠を掴み、マルセンを捕縛する命令を下す。 世宗はマルセンを内密に捕らえて挙兵命令の中止を要求する。 マルセンは「王様のめざす朝鮮と私がめざす朝鮮は違います」と自身も処刑を求めるが、世宗は財産を没収し流刑処分を下す。 処分に納得がいかないチェ・マルリは辞表を提出する。 |
第67話「揺れる国境問題」 1429年(世宗11年)。世子の2度目の婚姻の儀が行われる。 婚姻に出席した女真族のイ・マンジュ、トン・メンガは世宗と会談し"希望する結婚式祝いのお返し"を聞かれ、 朝鮮が抑留している女真族の民の返還を要求するも「国境を騒がすな」と釘を刺される。 重臣たちは明を刺激する北方政策には懐疑的で予算軽減のためにも国境の南下を考慮するが...。 |
第68話「高麗時代の国境」 1430年(世宗12年)。世子らは明の皇帝への謁見を要求するが、これを拒否され動揺していた。 そして明のワン・ジンに国境の南下を要求され、世子は兵を引き上げるように命じてしまう。 一方、チョン・インジは明を説得する方法を模索する中、高麗時代に設立された北方9城の文献を発見する。 世宗は"古地図にある石碑が実在すれば朝鮮の領土と認める"と記載した皇帝の返書を受け取っていると知り、石碑の発見を命じる。 |
第69話「朝鮮の夢」 イ・スは苦労の末に発見した石碑の写しを採る。 女真族から石碑を守るよう指示し、単身都を目指した。 一方、都では強硬路線を求める世宗にユン・フェらは反対の見解を強めていく。 それでも世宗は明から自国を守る軍事力と領土が欲しいと主張するのだった。 イ・スは石碑の在処を追求する東廠に一時は逃れるも手を回された酒場と気づかず入店し、毒を盛られる。 イ・スは瀕死の状態で都に戻り世宗に「広照寺に朝鮮の夢を埋めてきた」と告げて息を引き取る。 世宗は広照寺でイ・スが埋めた石碑の写しを発見する。 |
第70話「女真族の奇襲」 1432年(世宗14年)。朝鮮は内密に進めていた武器開発の進行が遅れ、世宗は気を揉んでいた。 一方、女真族は火薬と技術者を確保したことにより大砲の製造に成功する。 その知らせを聞いた世宗は警戒感を強めていく。 ある時、タミらが開拓を進める地が女真族の奇襲に遭いキム・ジョンソを助けようと応戦したタミは命を落とす。 ジョンソは悲しみを抱き都に戻り、世宗へタミが書いた手紙を渡す。 |
第71話~第80話 続きを読む | 閉じる
第71話「北方征伐の前夜」 1433年(世宗15年)。北方征伐の準備を進めていく中、チョ・マルセンは職務に復帰し、 有力者トン・メンガの息子を誘拐し女真族側に圧力をかける。 一方、世子は父の北方征伐に反対を唱えるようになる。 そんな時、世宗の体調が悪化し北方征伐が中断となる。 温泉治療に出かけるため世子が政務を担当することになる。 その知らせを聞いた女真族は攻撃を企てる。 しかし、これは世宗側の作戦だった。 |
第72話「漢陽の緯度」 チェ・マルリは王命により明へ向かい北方征伐の策を熱弁する。 一方、世宗から直接激励された1万5千の兵士たちは7部隊に分かれて女真族に攻撃をはじめる。 見事な作戦勝利を収め領土を北へと拡大していく。 翌世宗16年、ついに長年の苦労が実を結び、簡儀台(天文儀器)が完成し儀式が執り行われる。 臣下たちは明との関係を案じるようになるが...。 |
第73話「国家機密を守れ」 明の皇帝は健康状態の悪化により、翰林学士ファン・チャンを後見に指名。 それによりワン・ジンは、ファン学士の暗殺計画を企てるが、それを知った世宗は来朝したファン学士を保護する。 親明派の学士チョン・チャンソンらはチェ・マルリに明への新武器の情報流出を持ちかける。 一方、世宗は晋陽、安平両大君に新武器に関する情報を暗記させたのちに書物を破棄する指示をする。 ところがマルリが密かに書物を入手して...。 |
第74話「志を立てた場所」 チェ・マルリの国に対する忠誠に軍事機密の流出は免れたが、 マルリは世子の師匠の座を降ろされ新たにホ・ジョが任命される。 世子は世宗に朝鮮は大国との友好を築き、徳のある国を立てるべきだと訴える。 さらに昔のように民の現状に目を向けるべきだと言われた世宗は政治を志した町に再び立つことを決意する。 一方、世子は昭憲王后から世子妃に心を開くべきだ諭され世子妃の部屋に向かうが、そこで目にしたものは...。 |
第75話「新たなる決意」 世宗はお忍びで町を歩いていると、血だらけの服を着た男と出会う。 男は家の若旦那がその父親を殺すところを見たと訴えるが、証拠も証人も揃っていたため殺人犯として捕まってしまう。 儒学生に変装した世宗は再捜査を願い出るが受け入れられない。 検死が行われた結果、死体から毒殺の痕跡が発見され男の無実が証明された。 世宗はこの事件で男が文字を読めずに騙されたことを知り、文字の必要性を考える。 |
第76話「政治とは」 1435年(世宗17年)。ファン・ヒは世宗が文字創作を企てていることに気づき、 「文字は権力となり得る為、役人は民と同じ文字は使いたがらない」と世宗と対面する。 しかし世宗の熱意に押され、ファン・ヒは王と同じ夢に挑戦したいと協力を申し出る。 そして世宗が研究に集中できるよう、世子の代理聴政を提案する。 |
第77話「世子の四輔星」 世子妃は世宗に自らの不貞を告白し、廃妃を求める。 世子は自分を廃位し、世子妃は病を患ったとして都を離れさせて欲しいと願い出る。 それを聞いた世宗は「ひとりで苦しませてすまなかった。 不甲斐ない父だ」と詫びるのだった。 一方、世子妃と戯れた女官が保護を求めチェ・マルリを訪ねる。 マルリは、世宗の文字創作に気づき世子と対面する。 醜聞を葬り去ることと引き替えに、代理聴政の辞退を要求するが...。 |
第78話「最初の試練」 チェ・マルリは世子から代理聴政を辞退する意志はないと告げられ、 ホ・ジョに世子妃の醜聞と世宗の文字創作を告げる。 朝廷は紛糾し、マルリに先導された成均館の儒生たちが、世子の政務代行を反対し連座を開始する。 世子はチョ・マルセンを呼び、マルリを抑える策を求める。 世子妃は廃妃となり、マルセンが王の病までも明かしたため重臣らは代理聴政を認める。 そんな中、世子は自ら儒生のもとへ行き、ある駆け引きを提案する。 |
第79話「王の涙を測る器」 1441年(世宗23年)。明の皇帝は"朝鮮が独自の暦を作っている" という情報を聞き憤慨し、技術を盗んだチャン・ヨンシルを捕らえろと命じる。 一方、世子は水害から民を救うための測雨器の発明に成功する。 同時期、世子の側室クォン氏が男の子を出産し、王室は喜びに溢れる。 しかし難産の末、力果てたクォン氏は急死してしまう。 冷たい雨の中、独り涙に暮れる息子を見ながら、世宗は「測雨器は王の涙を測る器かもしれない」とつぶやく。 |
第80話「平和か破壊か」 世宗は明の勅使が査察のため都に迫っていると知り、簡儀台の解体と新武器を開発する部署の閉鎖を命じる。 査察を拒否し、自尊感を守る道を探すべきと若い学士らは激しく反論する。 チェ・マルリはこの事態を利用し、文字創作の証拠探しに本腰をいれる。 作りかけの天文台を見せて暦は諦めると言う世宗に、勅使ワン・ジンは両国の平和のためにチャン・ヨンシルを引き渡せと脅すのだった。 |
第81話~第86話 続きを読む | 閉じる
第81話「王の盾」 世宗は文字創作の場所を密かに移すも、 シン・スクチュらはチャン・ヨンシルを守れないのなら研究は続けられないと盾突く。 一方、チョン・インジは宮廷内で文字創作の証拠を発見し、報告を受けたチェ・マルリは愉悦する。 世宗はヨンシルを密かに国外へ脱出させようと計画するが、チョ・マルセンが阻止する。 世宗は旧友を守りたいと訴え、ヨンシルは国の重荷になりたくないと答えるが...。 |
第82話「ヨンシルの心」 チャン・ヨンシルが明に引き渡される日、世宗の輿が壊れる事件が発生する。 ヨンシルは「王への腹いせで輿を壊した」と発言し、杖刑の中で最も重い百叩きの刑が執行される。 刑を見守る世宗と刑を受けるヨンシル。 一方、チョン・インジはイ・スンジを呼び出し、開発した技術、それを必要とする民を守ろうとしたヨンシルの心を忘れるなと研究の続行を勧めるのだった。 |
第83話「思いがけない再会」 1442年(世宗24年)。チェ・ヘサンはチャン・ヨンシルを捨てた世宗を日々、恨み続けていた。 この頃、世宗の視力が急速に悪化し、医者に失明の危機にあると告げられた世宗は焦りを隠せない。 時を同じくして世宗は、新武器の技術を求める明がヘサンを狙っていると知り、ヘサンを拉致する。 その隠れ家に潜んでいたのは、なんとヨンシルだった。 |
第84話「儒教国のタブー」 ヨンシルのいる山小屋で世宗は転倒し明かりをつけろと命令する。 すでに明るいその部屋で、世宗は失明の恐怖を感じる。 研究が進まないことを焦り、人体の構造を理解したいと解剖を願うようになる。 しかし儒教の国がすることではないとして晋陽大君は猛反対し、協力を拒否する。 チェ・マルリは世宗の希望する人体解剖の現場を押さえ、玉座から降ろそうと企てる。 |
第85話「訓民正音の誕生」 世宗は人体解剖を希望したチェ・ヘサンの遺言通りにすることを決意する。 チェ・マルリは知らせを聞き、津寛寺に向かう。 警護兵とこう着状態の中、世子が現れマルリの出入りを認め、くまなく探すも証拠を見つけることが出来ない。 昭憲王后は晋陽大君とマルリの接触を知り、世宗と話し合うよう世子に説得する。 世宗は、口の動きを記号化した朝鮮の文字"訓民正音"を発明する。 民に広げるべく普及を命じるが...。 |
第86話「偉大なる文字」 明の軍が国境に集結し、チェ・マルリ率いる集賢殿も反対の立場を明確化する。 ワン・ジンは痺れを切らしマルリを動かす。 マルリは辞表と上疏を提出し、集賢殿を去る。 マルリの謀計に悩む晋陽大君を世宗が呼び出す一方、ワン・ジンは世宗の暗殺を指示する。 ついに世宗は長年の研究の末、"訓民正音"を完成させる。 |
大王世宗のノーカット版の再放送をお願いします。