コン・ミジュ、独身、29歳。
駆け出しのメイクアップアーティストとして通販番組の仕事で何とか食べているが、保険も賞与もなく、酒癖もめっぽう悪い。
つき合って1000日目の記念日に彼氏にフラれ、占い師には「30歳までの3ヵ月で彼に出会わないと一生男との縁はない」と言われる。
ある日、偶然知り合ったハンサムな若者ソグがペットのように家に居つき、ミジュは彼の優しさにほだされるのだが・・・。

　
貯金も底をつき、男好きのルームメイト、ジョンファの紹介で、コスプレデート嬢の臨時バイトを始めたミジュ。
だが変な客に当たった上、飲み屋で外国人に絡まれる。
それを救ってくれた有名企業の若きセレブ社長ジェウォンは、感情を素直に表現するミジュに好意を持ち、会社の大きな仕事を任せる。
ミジュも上司のジソクに冷遇されていたため、シンデレラになれるのを夢見て、ジェウォン好みの女になろうと努力を始める。

　
番組にゲストとしてやって来たスタントマンのミニョク。
無口でぶっきらぼうながらも、彼の夢は「愛する女性とのヒマラヤ登山」。
そんな彼に交際を申し込まれたミジュは、その夢に向かって一緒に体を鍛え始める。
だが常に信念を貫く彼は、ヤクザと喧嘩をしたりして融通が利かない。
ついには無理なカースタントにも挑戦してしまう。

　
ヘマの連続で、世界的メイクアップアーティストである上司のジソクから、デパートへの出向を言い渡されたミジュ。
企画室長のドンウクからロマンチックな告白を受け、「ドンウクは遊び人」というジョンファやジソクの警告にも耳を貸さない。
ある日、来店したおばあさんをメイクしたことで、ミジュはジソクと一緒に仕事をする機会を得る。
それまで嫌っていたジソクを前に、ミジュは初めて仕事への意欲を持ち始める。

　
ジソクは、ショーの招待客の折衝をミジュに任せる。
そのリストにあった俳優のジヌは、芸能界から一時的に失踪していたが、ショーへの出演の交換条件に、家で食事の世話をするようミジュに言う。
会社の親睦会でミジュはまたも泥酔し、ジソクから冷たい言葉を浴びせられる。
仕事で失敗ばかりのミジュと、演技への中傷に傷つき自信を失ったジヌは、互いの悩みを打ち明け合うが、ネット上に噂が流出してしまう。

　
小学校時代の同級生ジョンテから突然メールをもらい、帰宅の途で彼に会って驚くミジュ。
ジョンテに「君は２０年来思い続けた初恋の人」と告白され、ジソクの前でも恋人のような振る舞いをする彼に困惑する。
そんな様子を見てジソクはまた、ミジュの恋愛遍歴に批判的な言葉を吐いてしまい、素直になれない。
しかし、突然無断欠勤したミジュを心配し、ジソクは何度も電話をかけて優しいメッセージを残す。

　
ミジュを危機から救って右手にギプスをはめたジソクは、ミジュに滞在中のホテルで身の回りの世話をするように言い、仕事の助手として一緒に企画を考える。
ジソクはミジュに想いを伝え、二人で将来の夢を語り合う。
そんな中、ライバル社との売上げ競争が激化。
そこに、ジソクがかつて愛したメイクアップアーティスト、ガンヒが現れる。
ライバル社にいるガンヒはミジュに、「ジソクを取り戻す」と宣戦布告する。

　
ガンヒの策略で、関係が危うくなるミジュとジソク。
もう一度ミジュに想いを伝えるジソクだが、ミジュが企画したメイクグッズがライバル社に先に発表され、ミジュを信じ切れずに会社を去る。
３０歳の誕生日を目前に控えたミジュは、再び現れたソグの言葉をきっかけに、これまでの出会いから本当の自分を探そうとする。
出会った男たちをイメージして描いた彼女のドローイングブック。
そこには、ジソクの絵だけが未完成だった。