番組紹介
天才外科医の野望と陰謀―
ミョンイン大学病院一般外科助教授のチャン・ジュンヒョクは誰もが認める天才外科医。しかしその才能と自信溢れる野心家ゆえに周囲から妬まれ孤立してしまう。
一方ジュンヒョクの同期生で良きライバルであるチェ・ドヨンは患者の視点で医療を切り開こうとする思慮深い人物。
患者の命を救う立場は同じだが、それぞれ理念が違っていた。
次期外科長の座を狙うジュンヒョクは、イ・ジュワン外科長の策謀によりやって来たノ・ミングクと対決する事になった。
ジュンヒョクは義理の父ミン・チュンシクへ助けを請い、し烈な権力争いの渦中へ引き込まれていく…
原作は山崎豊子著「白い巨塔」。
1966年の初映画化以来、昭和の田宮版~平成の唐沢版と、時代を超えて度々TVドラマ化され大ヒット。
権力争いや陰謀が渦巻く大学病院を舞台に医学界の知られざる実態と人間の生命の尊厳を描き、稀にみる本格的社会派ドラマとして普遍的な人気を誇る名作中の名作!
日本語字幕放送・全28話
出演者・スタッフ
CASTチャン・ジュンヒョク役 | ・・・・・ | キム・ミョンミン |
チェ・ドヨン役 | ・・・・・ | イ・ソンギュン |
ノ・ミングク役 | ・・・・・ | チャ・インピョ |
カン・ヒジェ役 | ・・・・・ | キム・ボギョン |
ウ・ヨンギル役 | ・・・・・ | キム・チャンワン |
イ・ジュワン役 | ・・・・・ | イ・ジョンギル |
オ・ギョンファン役 | ・・・・・ | ピョン・ヒボン |
イ・ユンジン役 | ・・・・・ | ソン・ソンミ |
STAFF
脚本:イ・ギウォン
演出:アン・パンソク
原作:山崎豊子著「白巨塔」
過去のラインアップ
第1話 「後継者」 続きを読む | 閉じる
ミョンイン大学病院の外科助教授、チャン・ジュンヒョクは、誰もが認める手術の名手。
次期外科長の座を約束されていたが、退任を控えた外科長イ・ジュワンは、自分より目立ち、尊大不遜な態度をとるジュンヒョクに嫉妬し、ジュンヒョクを外科長にさせないための工作を始める。
そんな折、ジュンヒョクの同期で、患者思いの内科助教授チェ・ドヨンは、上役であるウ副院長が見逃したすい臓ガンを発見。
ジュンヒョクにその患者の手術の執刀を依頼するが・・・。
第2話 「緊急手術」 続きを読む | 閉じる
内密に行なった緊急のすい臓ガン手術は、ウ副院長の誤診を露呈し、恥をかかせる結果になった。
そのことからウ副院長はジュンヒョクに対して嫌悪感を抱くようになる。
このことを知ったイ科長は、チャンスとばかりにウ副院長を味方に付け、ジュンヒョクへの攻撃準備を整える。
さらにイ科長は、後輩にあたる外科学会長オ・ナムギと密会し、自分の母校から次期外科長候補を紹介してもらう約束まで取り付ける。
こうして攻撃は始まり、地方赴任の命令がジュンヒョクに下るのであった。
第3話 「贈り物の効き目」 続きを読む | 閉じる
地方行きとなったジュンヒョクは、イ外科長の娘の緊急手術を執刀したことで、なんとか地方行きを免れる。
その勢いでジュンヒョクは、どうにかウ副院長に取り入ろうと高価な絵画を贈るが、賄賂とみなされウ副院長の格好の餌食となってしまう。
再び地方行きの窮地に立たされジュンヒョク。
義父ミン・チュンシクに助けを求め、医師会会長のユ・ピルサンという強力な後ろ盾を紹介してもらう。
ピルサンはウ副院長と学友であり、医学界に顔が利くためウ副院長を味方にする大きな力となるが・・・。
第4話 「招かれざる刺客」 続きを読む | 閉じる
ウ副院長にとって、おろそかにできない人物であるピルサンの力添えによって、ジュンヒョクはウ副院長を味方につけることに成功。
絵画はウ副院長宅に無事おさまり、地方行きも免れる。
力を得たジュンヒョクは、間もなく開かれる学会をめぐってイ科長と対立を激化させていく。
そんな中ジュンヒョクは、イ外科長が母校から呼び寄せた刺客ノ・ミングクの存在に気付き、その証拠を密かに入手する。
そして迎えた学会の質疑応答に立った人物は、イ科長の刺客ノ・ミングクであった。
第5話 「執拗な策略」 続きを読む | 閉じる
ジュンヒョクとイ外科長の両陣営は、選挙での得票作戦に余念がない。
一方ドヨンが受け持つ小児ガン患者のジンジュは、手術ができず抗ガン剤も効かない状態で、ドヨンを悩ませていた。
それを横目に病院では国内初の3臓器同時移植の手術が行なわれることとなり、執刀はジュンヒョクとイ外科長のコンビとなった。
手術が行われる前夜、医局員らはミングクの元を訪れ、外科長に立候補するのを辞退して欲しいと直訴するが、その無礼な言動がミングクの怒りを買い・・・。
第6話 「頂点と頂点」 続きを読む | 閉じる
医局員の直訴によってミングクは、イ外科長の意思に従うことを固く決意する。
そして世界でも異例の3臓器同時移植が始まった。
しかし、イ外科長が突然倒れ、急遽代理を立てることになり、ジュンヒョクの前に現れたのはミングクであった。
高度なテクニックと素早い判断力が要求されるこの手術は、技と技が激しくぶつかり合う2人の対決の場となった。
手術も終盤にさしかかり、吻合した臓器の血流が回復せず緊急事態が発生。
ジュンヒョク、ミングクどちらの失態なのか、観覧席は どよめいた。
第7話 「選挙委員長」 続きを読む | 閉じる
ジュンヒョクとミングク、2人の手腕と意地が激突した手術。
それぞれ小さなミスを犯すも迅速な対処で無事に終わり、2人は互いに実力を再確認する。
一方で、短い余命を家族と過ごすために退院していく小児ガン患者のジンジュ。
病院で治療してあげたいと願っていたドヨンは、患者にとっての真の幸せについて見いだせずにいた。
やがて外科長選挙のための選挙委員会が結成され、そこにいたのは、今回の選挙の鍵を握る人物、オ・ギョンファンであった。
第8話 「それぞれの思惑」 続きを読む | 閉じる
外科長選挙を公明正大に行なうため、自ら名のりを挙げたオ・ギョンファン教授。
普段からジュンヒョクに好意を持たないオ教授が委員長になり、ジュンヒョクは動揺する。
さらにパク科長が推してきたイ外科長の教え子でもある分院のムン・サンミョンも候補者に加わり、外科長選挙は複雑の様相を呈してくる。
一方、退院したジンジュが容態を悪化させ救急で運ばれてくる。
ドヨンは仕事に追われ久しく会っていない家族との食事を抜け出し病院へ駆けつけるのだが・・・。
第9話 「棄権の余波」 続きを読む | 閉じる
投票が近づき、両陣営が最後の追い上げに躍起になっている中、イ科長だけが不気味な笑みを浮かべていた。
やがて投票が始まると、イ外科長は突然『教え子たちを天秤にかけることは出来ない』と、自ら棄権を申し出て委員会をあとにする。
案の定、基礎派の科長たちから同情票を得ることに成功。
そして開票の結果は、いずれの候補者も過半数を割り、決選投票にもつれ込む。
そこで両陣営はムン候補に入れたパク派の7票を獲得するため計画を練り始める。
第10話 「外科長への執念」 続きを読む | 閉じる
同情票がミングクへ流れ苦境に立ったジュンヒョクは、ミングクの泊まるホテルを訪ね、辞退して外科長の座を譲るよう跪いて頭を下げた。
その事実はミングクを脅迫したと歪曲されイ外科長の耳にも届く。
イ外科長はその件を利用してジュンヒョクを陥れようと企むが、ジュンヒョクもイ外科長が計画的にミングクの資料を手にし、倫理に反していたことを逆手に取り、イ外科長を黙らせる。
両陣営は、金や地位をエサにしてパク派の買収に動き出し、追い込みをかけていく。
第11話 「決選投票」 続きを読む | 閉じる
小児ガン患者のジンジュの容態が悪化。
ドヨンは急いで病室に駆け込むが為す術もなく見守るしかなかった。
それを見かねたユンジンは、手品が大好きだったジンジュのもとに手品師を招いて手品をさせ、ジンジュにも奇跡が起こるのを最後まで願ったのであった。
そんな中、決選投票が行われ、両者はただ結果を待つしかなかった。
やがて開票が始まり、ジュンヒョクはミングクと接戦の末、見事に科長となった。
イ・ジュワンは静かにミョンイン大学病院を去って行くのであった。
第12話 「慢心」 続きを読む | 閉じる
外科は、あっという間にジュンヒョク体制に切り替わっていた。
ジュンヒョクは世界外科学会に招かれ、その準備に余念がない。
そんな中、すい臓ガン患者のクォン・スンイルが外科へ移される。
学会の前に手術を済ませたいジュンヒョクは、胸部レントゲンに写った小さな陰影を結核の跡だと断言し、生検を勧めるドヨンを無視して手術を強行する。
術後は新人のヨム・ドンイルを担当につけて任せきりとなる。
ところがスンイルの容態が急変。経験の浅いドンイルは、ただ慌てるだけであった。
第13話 「届かぬ嘆願」 続きを読む | 閉じる
スンイルの容態が悪化し、ドンイルはジュンヒョクに指示を仰ごうとする。
しかし、上手く説明の出来ないドンイルをジュンヒョクは叱りつけ、足早に学会へ出かけてしまう。
学会にやってきたジュンヒョクは、末期ガン患者であるマクレーン世界外科学会長夫人に手術を勧め、名を売ろうとする。
困難な手術に難色を示すマクレーン夫妻の説得に、以前は敵だったオ・ナムギ会長と接触。
巧みな戦略で味方につけ、学会長夫人への手術にこぎつける。
そのころ病院ではスンイルが危篤状態に陥った。
第14話 「避けられない運命」 続きを読む | 閉じる
全神経をマクレーン会長夫人の手術に注ぎ込むジュンヒョク。
そして同じころ、ミョンイン大学病院では、ドンイルが危篤となったスンイルを一心不乱に救護する。
それを見て業を煮やしたドヨンは、病院を抜け出しジュンヒョクの元へと飛び立つ。
やがて困難な手術を見事成功させ、世界に響き渡る名誉を獲得したジュンヒョク。
しかし、駆けつけたドヨンからスンイルが息を引き取ったことを告げられ、事の重大さに気付く。
亡くなったスンイルの遺族たちは死因を追求するため解剖を決意する。
第15話 「1センチの正体」 続きを読む | 閉じる
スンイルの遺族たちはドヨンに助けを求め解剖の申告をする。
解剖の執刀は同病院のオ・ギョンファンとなった。
胸部に見えた小さな陰影は結核の跡ではなく、ガンが転移したものだと判明。
この事実はマスコミでも取り上げられ、病院の威信に関わる問題に発展する。
さらにスンイルの遺族は、これをジュンヒョクの誤診だとして告訴へ踏み切る。
ジュンヒョク側はこれに対し腕利きの弁護士を集め、最高の弁護団を結成する。
ドヨンは親友であるジュンヒョクと遺族側との間で揺れ動いていた。
第16話 「空回り」 続きを読む | 閉じる
第一回 口頭弁論を控え、スンイルの妻ヨンスンは、人権派弁護士キムと共に有力な証言者を求め奔走する。
一方ジュンヒョク側は病院関係者の口封じにつとめ、ドンイルをはじめ外科医局内に圧力をかけていく。
ウ副院長は、病院に不利な証言をする可能性があるドヨンにアメリカ研修の話を持ちかけ遠ざけようと画策。
ドヨンもまたとない研修のチャンスにこれを受け入れる。
やがて始まった口頭弁論。
しかし医学界を相手に原告側は不利な状況を強いられる。
頼るすべもないヨンスンは、心労で入院してしまう。
第17話 「決別」 続きを読む | 閉じる
告訴を取り下げたヨンスン。
ドヨンは傲慢な態度を変えないジュンヒョクに憤り、アメリカ研修の書類を破り捨て、病院を去る覚悟でヨンスンに告訴の取り下げをしないよう説得。
ヨンスンは、ドヨンの意気込みを受けて再び戦うことを決意する。
そんな中、動きを潜めていたイ前外科長は、ジュンヒョクへ報復するためヨンスンに手助けをしている娘のユンジンに力を貸し、同級生のウォンに鑑定証人となるよう後ろ盾をした。
一方ジュンヒョク側もオ学会長と手を組んで、応戦の構えを示す。
第18話 「正義と代償」 続きを読む | 閉じる
やがて第二回 口頭弁論となり、スンイルの解剖を行なったオ・ギョンファンが証言台に立つ。
キムはスンイルの診療に関与していた医師たちから、当時の情報を得ようと院内を嗅ぎまわる。
その動きに気付いたジュンヒョク。
一方でドヨンの元にはウ副院長が現れ、証言するのをやめるよう迫るが、ドヨンはそれを聞き入れない。
ジュンヒョクの画策で、再就職がご破算となったイ前科長はドヨンのその曲がらない信念に感化され、医学界のしがらみを捨て、正義を貫こうと決意するのであった。
第19話 「虚構と真実」 続きを読む | 閉じる
ジュンヒョクは、証言台に立つことになっているドンイルに、自分に都合の良い嘘の証言を強要する。
良心の呵責に苦しむドンイルは次第に心を閉ざしていった。
同じくドヨンへも、ウ副院長が最後の警告をするが、全く応じない。
その姿勢にウ副院長は病院を去るよう言い渡す。
ジュンヒョク、ドンイル、ドヨン、それぞれの思いで臨んだ第三回弁論は、緊張のうちに幕を開ける。
そして始まったドンイルの反対尋問。
そこでのドンイルの証言を耳にして、ドヨンは耳を疑った。
第20話 「判決」 続きを読む | 閉じる
肺への転移を予測し生検を行なうつもりだった、と嘘の証言を続けるジュンヒョク。
遺族やドヨンが激しく抗議するが、ジュンヒョクには届かない。
やがて迎えた一審判決は、ジュンヒョクの勝利。クォン一家は敗訴となる。
そしてドヨンは辞職願を提出し、病院を去っていく。
その姿を見てドンイルは罪の意識に苛まれ苦悩していた。
そんな中、ジュンヒョクにまた新しい出世の話が舞い込んできた。
しかし、勘の鋭いウ副院長はそれを嗅ぎ取り、ジュンヒョクとウ副院長との関係が急速に冷え始めた。
第21話 「風向きの行方」 続きを読む | 閉じる
家業も生活も苦しくなったクォン一家。
その様子を目にしたドンイルは、自分の犠牲になったのだと罪を感じて苦悩する。
遺族は意を決し控訴へ踏み切るが、ジュンヒョクも義父ミンが用立てた弁護士と共に応戦する。
ちょうどその頃、妊娠で退職したミラが検診のためミョンイン大学病院に姿を見せた。
それを目にしたユンジンは、有力な証人としてミラを浮上させる。
一方、ジュンヒョクが松島ケネス病院への推薦を受けていることを確信したウ副院長は、イ前科長を抱きこみ、推薦自体を潰そうとするが・・・。
第22話 「揺れる証言者」 続きを読む | 閉じる
有力な証人であるミラに対しユンジンが証言するよう説得にあたる一方で、ジュンヒョク側の弁護士も証言をさせないよう工作を進める。
ある日、証言すべきかどうか揺らいでいたミラの元へ、ジュンヒョク側の弁護士からベビー用品が届く。
その中に入っていた包みを開け、多額の金が入っているのを見たミラは激怒し、証言することを決意する。
しかしジュンヒョク側の圧力は、ミラの夫が勤める会社にまで及んでいた。
やがて口頭弁論の日を迎え、証人への尋問が開始された時、法廷に入ってきたのは・・・。
第23話 「繰り返す偽証」 続きを読む | 閉じる
ミラの証言により、ジュンヒョクがこれまで隠し通した事実が次々と明らかになっていく。
不利な状況に追い込まれたジュンヒョクは、ミラの証言をくつがえす物的証拠をねつ造しようと企てる。
そこで医局長のハムに嘘の証言を強要し、偽の資料まで作成させ、窮地を脱しようとするのだった。
科長の命令ながら、良心の呵責に苦しむハム。
そんな医局長の姿を見かね、自分も罪悪感に苦しんでいたドンイルは、ある日突然病院を欠勤する。
やがて準備万端で臨んだ裁判が幕を開けた。
第24話 「誤算」 続きを読む | 閉じる
ドンイルの証言で法廷は騒然となり、裁判は急展開を見せる。
ジュンヒョクは、ドヨン宅に逃げ込んでいたドンイルに詰め寄るが、ドンイルはかたくなにジュンヒョクを拒絶し、いいなりにはならなかった。
ドヨンとは埋められない一方ユ・ミラが加わった原告側は、決定的な物的証拠である実習生が書いたレポートに着目し、それを入手しようとキムは令状と共に病院へ差し押さえに向かう。
ジュンヒョクはそれを聞き入れ、そのレポートを隠匿しようと画策するが・・・。
第25話 「敗北」 続きを読む | 閉じる
実習生が書いたレポートが証拠となり迎えた判決は遺族側の勝訴となった。
さらにジュンヒョクはこの頃、体調を崩し始め、手術中に倒れてしまう。
この事態にジュンヒョクは精密検査を受ける。
検査の結果は、すでに拡大しきった胆管ガンに侵されていたのであった。
医局一同は、本人に知られ急激なガンの進行を防ぐため、カルテや検査結果を偽装する。
しかし自分に気遣う周囲の態度を不信に思って、病状が軽くないことを悟ったジュンヒョクは車を走らせ、向かった先はドヨンが働く病院であった。
第26話 「絆」 続きを読む | 閉じる
ドヨンの元で検査を受けたジュンヒョク。
結果は転移が拡大しきった胆管ガンに変わりはなかった。
しかしドヨンもジュンヒョクには本当の結果を知らせず、はぐらかすしかなかった。
そんな中、ジュンヒョクは、上告して最高裁へ挑もうと弁護士と準備を進めるが、体調は刻々と悪化していく。
病院内ではジュンヒョクを救うため会議室で議論が続く。
問題は、どうやって手術を受け入れさせるかであった。
ウ副院長は、イ前科長に執刀してもらうことに活路を見いだしイ前科長の説得にあたったが・・・。
第27話 「決意のメス」 続きを読む | 閉じる
ジュンヒョクとイ科長はすべての因縁を断ち切り、信頼し合う医師と患者となった。
やがて皆が見守る中で手術が行なわれ、開腹したその状態を見たとき、一同は唖然とした。
急激な転移で、手が尽くせない程に蝕まれたジュンヒョクの体は、そのまま縫合するしかなかった。
本人に知られてしまうのを怖れ、抗ガン剤も打つことができないため、見守るしかない一同。
偽装に手を尽くすが、痛みの引かない自分の体にジュンヒョクは疑いを持つようになった。
第28話 「最期に見た夢」 続きを読む | 閉じる
ジュンヒョクはドヨンを病室に呼び寄せ、自分はガンではないかと迫り、真実を話すようドヨンに訴えるが、ドヨンはつらさをこらえ嘘を突き通す。
体は日を追うごとに衰弱し、末期症状が出始める。
そんな中、ふと手術室を訪れたジュンヒョクは白日夢を見る。
そこで見たものは、全盛だった頃の自分と彼を慕う医局員たちの姿であった。
やがて危篤となったジュンヒョク。
駆けつけたドヨンの呼び声に意識を取り戻すも、強く握りしめられたドヨンの手から静かにこぼれ落ち、息をひきとった。
韓流ドラマ「白い巨塔」リクエストします。
是非、観たい!です。
よろしくお願いします。