番組紹介
セノーテ(淡水湖)ダイブ、世界自然遺産 シアン・カアンからトゥルム遺跡まで―
番組では、バショウカジキの捕食シーンをクライマックスとして紹介するほか、
ユカタン半島観光の玄関口・カンクンを起点に、世界自然遺産の湿地帯、シアン・カアンや、
セノーテの神秘的な美しさ、さらにはマヤ文明後期のトゥルム遺跡など、体験型観光スポットを紹介します。
神秘的な光が差し込むセノーテ(淡水湖)のダイビングでは、
その湖の持つベースの色調によって差し込む陽光がさまざまな色味を帯び、幻想的な光景が広がります。
また、メキシコで初めてユネスコの世界自然遺産に認定された生物保護区の湿地帯、
シアン・カアンのボートクルーズやマヤとスペインの文明が衝突した地・トゥルム遺跡など、
素晴らしい景観をお届けする他、旅の魅力、メキシコやユカタン半島の食文化や、
エコリゾート公園、プラヤ・デル・カルメン、コスメル島などの情報も紹介します。
【番組概要】
メキシコ――
カリブ海を代表するリゾートエリア・カンクンの沖に浮かぶムヘーレス島の沖合いに、
毎年、冬の時季、12月から3月の中旬にかけてイワシの仲間(ラウンド・サーディネラ)が集まってきます。
海の食物連鎖の最下層に位置するイワシは、大型の捕食者たちの格好のエサ。
イワシの群れを狙って、水鳥やイルカなどさまざまなプレデターが集まりますが、
中でも目を引くのがバショウカジキです。
バショウカジキは、回遊性の魚でインド洋や大西洋の亜熱帯・熱帯海域に広く分布しています。
特徴は、なんといっても泳ぎの速さ。時に時速100㎞を超えるスピードで泳ぎ、獲物を仕留めるといわれています。
バショウカジキが、地球上に存在する魚類の中で最も泳ぎが速い“水中最速のスイマー”といわれる所以です。
成魚では全長3m以上に達しますが、カリブ海のイスラ・ムヘーレス沖で見られるカジキは1m65cm前後。
セールフィッシュの英名の由来通り、普段は折りたたんでいる大きな背ビレを広げて獲物を威嚇、
尖った上吻をふりまわしながら獲物を仕留める姿は迫力満点! 圧巻の一言です。
捕食シーンの水中撮影を担当したのは、世界で初めてザトウクジラの親子を3D撮影した水中カメラマンの石川肇さん。
水中で繰り広げられる大自然の命の営み・迫力の映像をお見逃しなく――!!