第10回  大隈重信〜信念の教育者が育まれた地〜佐賀

大隈重信〜信念の教育者が育まれた地〜佐賀 第10回

明治時代、誕生したばかりの新政府で2度内閣総理大臣となり、近代化政策を次々と成功させた大隈重信。
早稲田大学を創設、人間味あふれる教育者としても知られているが、実はその人生は戦いの連続。約束されたエリートへの道を自ら投げ出し、体制を敵にまわしながらも常に先を見据え、信念を貫きとおした男だった。
大隈が生まれ育ったかつての肥前の国、佐賀県佐賀市を巡る旅。勉強部屋が当時のまま残された「大隈重信の生家」や、母に連れられて通い、幼い頃に登った大木が残る「恵日山 高伝寺」、重信が学んだ藩校「弘道館跡」などの史跡を彼の"教育"にまつわるエピソードに耳を傾けながら辿る。
また平安山龍泰寺で行われた、大隈重信九十三回忌の法要を訪れ、出席者らの取材を通し、"大隈重信の信念とは?"にとことん迫る。