第12回  加藤清正〜天下の名城 熊本城にこめた思い〜熊本

加藤清正〜天下の名城 熊本城にこめた思い〜熊本 第12回

戦国の世。豊臣秀吉の天下を確実にする戦いぶりを見せた加藤清正。
長烏帽子の兜がトレードマーク。槍一本で虎退治をしたという伝説を残すなど、勇猛な戦国武将として知られ、清正が建てた熊本城は、難攻不落、日本の三名城の一つに数えられる。27才で、肥後熊本に入った清正は、亡くなるまでの23年間で、武将としてだけではなく、民衆から「神様」と慕われる領主となった。激しい戦国の世を生き抜きながら、民の生活の向上をめざした名領主。勇猛な武将と慈悲深い治政者の顔を持つ清正は、築城の名手でもあった。
今回は、天下の名城と謳われる「熊本城」や清正を祀る「加藤神社」、そして甲冑を身に付けたまま石棺の中で眠る「本妙寺」などを辿り、なぜ彼は肥後熊本の人々に愛されたのか、加藤清正の知られざる素顔に迫る!