第15回  松尾芭蕉〜"奥の細道"絶景の宮城・松島〜

松尾芭蕉〜

俳聖、松尾芭蕉。日本を代表する俳諧師である。旅に生き、旅に死んだ松尾芭蕉はその生涯にいくつもの紀行文を残した。中でも最高傑作として知られるのが「奥の細道」である。江戸から東北・北陸とめぐり、美濃の大垣へ。46歳の芭蕉が歩いた距離は、2400キロに及ぶ。その旅の中での最大の目的地は日本三景のひとつ宮城・松島であった。しかし、芭蕉は「奥の細道」の中に松島での句を残していない......それは一体なぜなのか。
番組では昔から、歌人によって詠まれてきた松島の眺望やシンボル・五大堂、さらに芭蕉が旅した同じコースをたどる遊覧船などみちのくの地で芭蕉が見た風景や豊富な海の幸、地元に根付いたこけし作りをご紹介。俳諧師・松尾芭蕉の素顔を紐解きながら、「奥の細道」で歩いた6月の奥州路を旅します。