第43回  函館 美しき異国情緒と輝ける居酒屋

函館 美しき異国情緒と輝ける居酒屋 第43回

冬の港町「函館」。横浜・長崎とともに異国情緒あふれる街。1859年に国際貿易港として開港し、多くの異国文化が上陸した。函館港を行き交う商船を見続けてきた「七財橋(しちざいばし)」から遠く「函館山」を望む景色は美しく、赤レンガ倉庫群はかつての繁栄を面影に残す。さてと、腹ごしらえ。「鳳蘭(ほうらん)」は昭和25年創業の"函館塩ラーメン"の老舗。やさしくまろやかな味わいは、創業当時から変わっていない。こだわりの透き通ったスープが印象的だ。さぁて、「元町」散策のあとは、居酒屋だ。「粋花亭(すいかてい)」は、伝統的な日本料理の技術を基礎に、北海道の素材を工夫した創作料理が真骨頂。"かすべ山椒焼"は北海道の逸品"かすべ"(えいひれ)をたれでさらりと焼いた山椒風味に"焼里芋"を添えた逸品。日本酒、焼酎も充実している。「粋花亭」の創作料理は"北海道の星"だ。

<太田和彦さんが訪ねたお店>
鳳蘭(ほうらん)
北海道函館市松風町5-13

活魚ろばた 函館山
北海道函館市松風町10-15

四季 粋花亭(すいかてい)
北海道函館市本町20-6