第41回 華麗なる障壁画 狩野派と等伯一門
今回は、桃山時代を代表する絵師集団・狩野派と長谷川等伯一門が手がけた作品が残る寺院を訪ね、華麗なる国宝・障壁画の魅力に迫る。1つは、京都市北区にある大徳寺の塔頭・聚光院。ここには、狩野派4代目の狩野永徳とその父・松栄が描いた障壁画が残る。もう1つは、京都市東山区にある智積院。境内には、長谷川等伯一門の障壁画が大切に守り伝えられている。無名から這い上がり、51歳で絵師として花開いた長谷川等伯。番組では、等伯とゆかりの深い上京区の本法寺にも足を伸ばすと共に、小説『等伯』で直木賞を受賞した作家・安部龍太郎さんの解説を交えながら、彼がどのようにして自らの道を切り開いていったのかを辿る。
解説:直木賞作家 安部龍太郎さん 他