第12話  航路を拓く力

401の行く手を塞いだ霧のアメリカ太平洋方面艦隊を一撃で吹き飛ばしたのは、マヤを失い、感情を暴走させたコンゴウだった。かつてマヤだったものを取り込み、麾下の軽巡洋艦たちを取り込んだコンゴウは、自らも危ういほどの巨大なエネルギーを抱え401に襲いかかる。「私が・・・行く。」荒ぶるコンゴウに向かい、イオナはメンタルモデルの身ひとつで飛び込んでいく。