第5回  日本橋・家康が描いた巨大商業都市

日本橋・家康が描いた巨大商業都市 第5回

徳川家康が幕府を開いた江戸。その中心部となる日本橋の歴史を、歌舞伎俳優・尾上松也が古地図を使って紐解いていきます。現在では世界有数の巨大都市である東京だが、500年以上前の東京の古地図を見ると、海や山など手つかずの大自然だったことが読み取れます。そんな土地を街へと変えたのが徳川家康。16世紀末、家康は江戸を日本一の城下町にするために都市計画をはじめます。海だった場所を埋め立てるために家康がとった驚きの方法とは。古地図を見ると、日本橋にはかつて大規模な魚河岸が存在していたことが分かります。日本橋に魚河岸が誕生した理由とは。そして魚河岸はなぜ消えてしまったのか。17世紀後半には、日本橋に伊勢商人が大勢押し寄せ街をさらに発展させる。日本橋から生まれた当時画期的な商売の方法とは。江戸時代の伝統を受け継ぐ老舗の味を堪能しながら、日本経済の礎となった江戸の商いを探究します。

古地図案内人:増山一成(中央区教育委員)