第肆骨  呪われた男(前)

正太郎は警官の内海から相談を受ける。友人の藤岡が『ある呪い』に脅えているというのだ。藤岡家の男子は代々短命で自分の死期も近づいている・・・という。名探偵である櫻子にその『呪い』を否定して欲しいと依頼する内海。藤岡家を訪れた一同を迎えたのは、大きなサモエド犬ヘクターだった。犬嫌いで恐怖する内海。『呪い』の実態を調査する櫻子、藤岡の手指に現れたある特徴に「君の呪いは私が解こうじゃないか」と宣言する。