第30回  忠臣蔵 異説~吉良は悪者だったのか!?~江戸・三河

忠臣蔵 異説~吉良は悪者だったのか!?~江戸・三河 第30回

「このあいだの遺恨、覚えておるか」。
元禄14年、江戸城松之廊下で起きた前代未聞の刃傷沙汰。吉良上野介を斬りつけた赤穂藩主浅野内匠頭はその日のうちに切腹。主君を失った大石内蔵助ら赤穂四十七士は元禄15年12月14日未明、吉良の首をとり主君の無念を晴らした。
この事件は「忠臣蔵」として脚色、舞台化され300年以上が経った今も、美談として語り継がれている。しかし悪役の烙印を押された形とされている吉良上野介。なぜ、彼は斬られなければなかったのか。忠臣蔵を、吉良上野介の側から見ることで何かが見えてこないか?事件現場である江戸・・・そして吉良家ゆかりの地、三河(愛知県西尾市)を巡るうちさまざまな事実がみえてくる。
三河で見つけたテレビ初公開!名門吉良家ルールの家系図、上野介を支えた妻の存在。また影の存在として浮かび上がる幕府。その幕府が犯行に係るかのような説も浮上。黒幕は一体誰なのか?