第拾壱骨  蝶は十一月に消えた(後)

三奈美、二葉、一重にはかつて『秘密の隠れ家』があった。『一重はそこにいる』三奈美は森の中に建つある家に一同を案内する。そこで睡眠剤を大量服用した一重を発見する。一重の生存に安堵する磯崎、二葉失踪以来のしがらみを忘れ涙する三奈美。事件は解決、と思いきや、それが全ての始まりだった・・・告げるのは、森に響くヘクターの一声。悲劇的な真実を次々に白日に晒していく櫻子を待ちうけていたものは・・・。