1月15日放送  混迷深まるイスラム

ゲスト:高橋 和夫(放送大学教授)

サウジアラビアがシーア派有力聖職者を反政府活動の罪で処刑し、これに反発したイラン人が首都テヘランにあるサウジ大使館を襲撃したことから、サウジはイランとの外交関係を断絶した。サウジはスンニ派国家の盟主で、イランはシーア派の大国だ。両国の関係悪化はイスラム世界全体の混迷に拍車をかけている。過激派組織イスラム国(IS)の問題も含め、様々な対立が複雑に絡み合う中東はどこへ向かうのか。中東の原油輸出に問題が生じれば、世界経済を直撃することになる。