第16回  巨大宿場町・品川宿発展の裏側

巨大宿場町・品川宿発展の裏側 第16回

江戸の玄関口として、参勤交代の大名たちを迎え入れた品川宿。
100軒以上の旅籠があり、600軒もの店が立ち並び活況に満ちていました。関ヶ原の戦いの後、徳川家康が江戸と各地を結ぶために整備した街道の一つが東海道。その最重要拠点として栄えたのが品川宿でした。しかし、この町が要所となったのは江戸時代よりもはるか昔、鎌倉時代から。東海道が出来る前、江戸がまだ山村だった頃から品川が重要な場所であった理由とは。東海道の宿場であり、古くから豊かな漁場でもあった品川が、大きく様変わりした出来事が幕末のペリー襲来。幕府は黒船に対抗するための策を打ち出します。はたしてその策とは...。そして、その結末とは...。
歌舞伎俳優・尾上松也と尾上右近が古地図を片手にひも解きます。

古地図案内人 跡部蛮(歴史作家)