第5回  デカン・オデッセイ号~歴史の街と絶景の海岸線・インド屈指の観光地をめぐる豪華列車の旅

デカン・オデッセイ号~歴史の街と絶景の海岸線・インド屈指の観光地をめぐる豪華列車の旅 第5回

「デカン・オデッセイ号」は、インド西部のムンバイ(ボンベイ)を出発して海岸線を下り、ゴアへ向かう。そしてプーナ、エローラ、アジャンタを経由してムンバイに戻るという、1週間の周遊旅行を行う。

インドの大部分は20世紀半ばまで、イギリスに植民地支配されていた。ムンバイもイギリスが造った港町である。それに対して、ゴアはポルトガル領だった町で、街の趣きが違う。インドの鉄道はイギリスが敷設した。開業時にはカースト制度などに関連した問題もあったが、現在は交通の動脈となっている。

途中下車して、ヒンドゥー教の寺院や、王が造った砦、キリスト教の大聖堂、アジャンタ石窟などを見てまわる。