第61回  特別公開！毘沙門天と幸運授かる七福神まいり

今回は、京都市南区にある東寺の国宝・兜跋毘沙門天（とばつびしゃもんてん）立像を訪ねる。兜跋毘沙門天立像は平安時代、羅城門に安置され、平安京を守護していたと伝えられる守護神。その後、羅城門の倒壊と共に東寺に移された。
今回特別に撮影が許可されたことを受けて、約半世紀ぶりに完全な姿に戻った本物の国宝の魅力をたっぷりと紹介する。また、この毘沙門天は、日本最古と言われる「都七福神まいり」の毘沙門天として、江戸時代には多くの人々の信仰を集めた。番組では、七福神まいりの七つの巡拝所すべてを巡ることによって、毘沙門天がなぜ多くの京の人々に愛されたのか？その魅力について紐解いていく。

解説：京都市立芸術大学　礪波恵昭准教授　ほか