第7話  己との戦い

禁足地で謹慎する屠蘇は、焚寂剣の邪気に支配されないよう修行に励み、ひとり自分と戦っていた。そして3年が経った頃、陵越と芙蕖は屠蘇を禁足地から出してほしいと天墉城の掌門に懇願する。問題を起こせば禁足地に戻すことを条件に屠蘇は外へ出てくるが、天墉城の弟子たちは冷ややかな目で屠蘇を迎えるのだった。特に陵端に至っては以前にも増して屠蘇を挑発したため、屠蘇は憎しみを抱き体内の邪気が強まってしまう。これを案じた陵越は、晴雪の協力を求めるため幽都に向かう。