第15話  兄弟の記憶

翻雲寨に乗り込んだ屠蘇たちの前に立ちはだかったのは、玉横で作った丹薬で半妖となってしまった李潘安だった。屠蘇は晴雪を守るため焚寂剣で李潘安を倒すが、自らも力を使い倒れてしまう。幸い屠蘇は軽い症状で済んだため、陵越は屠蘇を天墉城へ連れて帰ろうとするが、屠蘇は琴川に残って鬼面の賊を捜したいと訴える。少恭や晴雪、そして蘭生の説得もあり、陵越は次の満月の夜まで屠蘇が琴川に残ることを許可するが、ひょんなことから蘭生の腕に痣があるのを見つける。それは昔 生き別れた弟の腕にある痣とまったく同じだった...。