第64回 東本願寺~120年ぶりの修復完了!金色に輝く阿弥陀堂
今回は、京都市下京区にある東本願寺を訪ねる。東本願寺は、京の玄関口・京都駅の北、徒歩5分に位置し、地元では「おひがしさん」の愛称で親しまれている京都を代表する寺院の1つ。ここには、宗祖・親鸞自筆の書「教行信証」が、国宝として大切に守り伝えられている。一方、本堂にあたる阿弥陀堂は、江戸時代に4度焼失、このほど、約120年ぶりに修復が完了した。
番組では、本尊の阿弥陀如来立像を阿弥陀堂に戻す厳かな儀式「御本尊還座式(ごほんぞんげんざしき)」の模様を拝見しながら、日本で最大の木造建築とされる御影堂(ごえいどう)、そして、阿弥陀堂の魅力をたっぷりと伝えると共に、国宝・教行信証のもつ意味、さらには、国の名勝に指定されている飛地境内の庭園「渉成園」の美しい景色など、阿弥陀堂の修復を終えて再び輝く東本願寺の魅力に迫る。
解説:京都工芸繊維大学 矢ケ崎善太郎准教授 他