第63回  東山・南禅寺界隈の至宝と庭園美~悠久の輝き 白銅鏡

東山・南禅寺界隈の至宝と庭園美~悠久の輝き 白銅鏡 第63回

今回は、京都市左京区の泉屋博古館と野村美術館を訪ねる。
明治時代から昭和初期にかけて別荘が相次いで建てられた南禅寺界隈。泉屋博古館は財閥の住友家が代々収集してきた美術品「住友コレクション」を保存・展示する美術館。ここには、中国南宋時代の絵画「秋野牧牛図」と、平安時代の銅鏡「線刻仏諸尊鏡像」の二つの国宝が大切に残されている。
一方の、野村美術館は野村証券の創業者・野村得庵こと徳七が収集した茶道具や能面、能装束などを展示する。番組ではこの二つの美術館を訪ね、至宝の数々に出会うと共に、第3代内閣総理大臣・山縣有朋の別荘庭園など、今も当時の面影を残す南禅寺界隈を巡り、この地域がもつ魅力について紐解いていく。

解説:植彌加藤造園 加藤友規社長 他