第78回  "安いうまい"庶民の街 荻窪の魅力を探る

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今回の旅先は、中央線沿線の街、荻窪と西荻窪
安くてうまい、大衆的なお店が集まる商店街がこの街の魅力のひとつです。太田さんがまず向かったのはラーメン店。その名も「パパパパパイン」(※現在は移転)。
「ラーメンとパイナップルが大好きだから、ラーメンの中にパイナップルがはいってもいいんじゃない?」という店主の思い付きで生まれたスープは、鶏ガラや豚骨などは使わず、煮干し、海老、野菜で出汁をとりパイナップル果汁をブレンド。4分の1が果汁だそうです。
腹がふくれたら、南口商店街をふらり散策。お目当ては午後4時から飲めるという「立呑みやきや」。定番の「イカ刺し」、青森郷土料理の「わたあえ」「自家製塩辛」など、女将さん自慢のイカ料理を肴に酒が進みます。
夕暮れ時になったら、西荻窪に場所を移して北口をそぞろ歩く太田さん。北口にあった人気店「はるばる亭」から独立。ご主人と奥さんが日替わり交代で店を切り盛りしている。大皿料理が魅力の店「高井」へ。とっぷり暮れてからは、荻窪北口飲み屋街へ戻り、「有いち」で締め。荻窪の夜は更けていくのでありました。

<太田和彦さんが訪ねたお店>
パパパパパイン(※現在は移転)

酒房高井
東京都杉並区西荻北3-31-6

有いち
東京都杉並区上荻1-6-10