第30話  宣祖崩御

ouno_30.jpg 永昌大君を世継ぎにするという宣祖の意思は固く、死を覚悟した光海君は愛するキム尚宮の元へ。「死ぬ前に、お前を一度だけ抱くことが私の望みだ」と涙の抱擁を交わす。一切食事を摂らず衰弱する宣祖は、キム尚宮に「薬飯が食べたい」と漏らす。用意された薬飯を頬張る宣祖を王妃たちが温かく見守る中、キム尚宮だけが脅えて見つめていた。その数時間後、宣祖は一人きりの部屋で息絶える。