第82回  世界遺産・平泉から、一関へ 芭蕉の足跡をたずね、三陸の美味い魚に舌鼓

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今回の旅先は東北の平泉。世界遺産の中尊寺、毛越寺で知られ、松尾芭蕉が奥の細道で数々の句を詠んだ地でもあります。芭蕉の跡を訪ね歩き、夜は一関の街で美味い魚で一杯――!
達人、まずは世界遺産の地、平泉を散策します。お目当ては中尊寺。
寺伝によると、嘉祥3年(850年)、円仁(慈覚大師)が開創したのが始まりとされ、その後貞観元年(859年)に清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったといいます。
つづいて、義経の居館の跡。高館義経堂(たかだちぎけいどう)へ。
かの松尾芭蕉が元禄2年5月13日(1689年6月29日)に来訪、「夏草や 兵共が 夢の跡」で知られる句を詠んだ場所としても知られています。
陽が傾いてきたら、場所を一関へ移して、居酒屋めぐり。
一軒目は駅からすぐの「喜の川」へ入店。ここは酒造メーカーに勤めていた主人厳選の東北の酒がそろう名店です。
二軒目は「こまつ」。明治30年築の醤油蔵を改造した店内が実に趣があります。サラリーマンから転職した父がはじめ、息子さんが引き継ぎ、お母さんも店に立つ家族経営のお店で、地酒と地の肴に舌鼓。一関を堪能した太田さんでした。

<太田和彦さんが訪ねたお店>
民家
岩手県西磐井郡平泉町平泉鈴沢31-3

喜の川
岩手県一関市上大槻街2-7 秀和ビル 1F

居酒屋 こまつ
岩手県一関市大町6-20