第18話  料理人の信念

changumu_18.jpg 疫病感染の疑いがある女官たちは全員宮中を退出させられ、隔離治療を受けていた。その中に、持病を患っているだけのチョン最高尚宮(チェゴサングン)もいた。この期を利用して女官長たちは最高尚宮(チェゴサングン)職の交替を謀る。その根回しを最も周到にやってのけるのはクミョンだった。
その結果、当面、水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)代行を務めることになったチェ尚宮(サングン)。チェ尚宮(サングン)はハン尚宮(サングン)とチャングムに、明の使者への接待役として太平館行きを命じる。王位継承問題を話し合うため、まもなく明から使者を迎えることになっていたのだ。太平館での任務は、政治問題に巻き込まれるなど何かと辛い任務だった。ハン尚宮(サングン)は太平館行きを前に、トックにチョン最高尚宮(チェゴサングン)の見舞いを頼む。
明からの使節団が到着。今回の使者は山海の珍味しか口にしない食通として知られる人物。ハン尚宮(サングン)は、その使者の患っている糖尿病がこの長旅で悪化していることを知る。