第80回  東寺・伏見稲荷~五重塔に秘められた関係

東寺・伏見稲荷~五重塔に秘められた関係 第80回

今回は、京都市南区の東寺と伏見区の伏見稲荷大社を訪ねる。東寺の正式名称は教王護国寺。真言宗の総本山で、世界遺産にも登録されており、弘法大師・空海が心血を注いだ大伽藍(がらん)には、数多くの国宝が残されている。一方の伏見稲荷大社は、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮で、今では世界中から多くの参拝者が訪れる人気の神社となっている。実はこの寺院と神社の間には、五重塔の建設を巡ってある秘められた関係が・・・。番組では、東寺と伏見稲荷をつなぐ秘密について探って行くと共に、このほど89年ぶりに屋根が修復されたばかりの東寺の塔頭・観智院の国宝・客殿の姿を、今春の一般公開を前に、ひと足早くお届けする。

解説:京都工芸繊維大学 矢ヶ崎善太郎准教授 ほか