第2話  虹の貝殻

haru-waltz_02.jpg 15年前――賭博師のチョンテは息子スホを連れ、ソウルから故郷の島に帰ってきた。父親を頼りに帰郷したものの、彼は既に他界していた。途方に暮れたチョンテは、昔の知り合いのヘソンと彼女の娘のウニョンと出会う。スホを数日預かってくれとヘソンに託し、チョンテは「アメリカでの事業の後始末のため」と嘘をつき1人ソウルに戻る。置いて行かれたスホは、学校にも通い、優しい母娘と美しい島での暮らしを始める。体が弱いウニョンはスホを「お兄ちゃん」と呼び慕うが、スホは父のいるソウルへ戻るという気持ちが捨てきれない。ある日スホは泳いでソウルに戻ると言い海へ入る。心配したウニョンも彼を追いかけて海に入るが...。