6月12日~16日

6月12日(月)
「激白!若狭氏 自民一強に疑問 小池氏支持と豊洲問題」

ゲスト:若狭 勝(衆議院議員)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)

小池都知事の『参謀』若狭勝衆議院議員が、ついに自民党に離党届を出した。都議選のためだけではなく、20年後を見据えての決断だという。豊洲移転問題で小池知事はいつどのような判断を下すのか?
都民ファーストの会の国政進出は? いわゆる「共謀罪」法案はテロ対策になるのか?加計学園をめぐる根本的な問題とは?自民一強・安倍一強、物言えぬ自民党の状況に強い危機感を抱く若狭氏が、都政と国政の諸問題について、縦横無尽に語る。


6月13日(火)
「北の核 対日本への本気度は?不測事態のシナリオとは」

ゲスト:磐村 和哉(共同通信 編集委員)、伊藤 俊幸(金沢工業大学、虎ノ門大学院 教授 / 元海将)

北朝鮮は先月、ミサイル発射実験を3回行うなど強硬姿勢を貫く。一方、日米は日本海で異例の大規模共同訓練を行うなど挑発行為を繰り返す北朝鮮を強烈にけん制し、北包囲網を着々と準備する。アメリカと北朝鮮が本気でかけあう圧力。これは一方が読み誤れば、衝突の可能性も排除できない。
そんな中、北朝鮮は弾道ミサイルなどの量産や実戦配備に向け、核の準備をする。今後、不測の事態が起こるシナリオとは?専門家から話を聞く。


6月14日(水)
「官僚たちの忖度2017」

ゲスト:片山 善博(早稲田大学 公共経営大学院 教授)、岸 博幸 (慶應義塾大学大学院 教授)

森友学園や加計学園問題で何かと注目される『忖度』。聞き慣れない言葉だったが、今年の流行語になりつつある。
本来、『他人の心を推し量る』という意味である『忖度』だが、"官僚たちの忖度"にはどんな問題があるのだろうか?そこには出世をしたい、政治家に褒められたいという官僚の行動原理が働いているという。官僚たちの心理を知り尽くした、元官僚が"良い忖度"と"悪い忖度"について解説。さらに、官僚たちをコントロールすべき政治家の問題にも切り込む。


6月15日(木)
「世界に広がるテロの脅威 ISの正体とは」

ゲスト:畑中 美樹(国際開発センターエネルギー環境室 研究顧問)、瀬谷 ルミ子(日本紛争予防センター 理事長)

マンチェスターのコンサート会場での自爆テロ、フィリピン・マラウィの市街地占拠、そして、ロンドン橋の無差別襲撃...この1か月に起きたテロの背景に見え隠れするのは、イスラム国の影。いずれも、ISに強く影響を受けた人物や、ISに忠誠を誓う武装勢力による犯行だ。シリア、イラク、アフガニスタンで多くの支配地域を失い弱体化するISだが、一方で、その思想は世界に拡散され、犯行声明の中で『我々の兵士』と呼ばれる信奉者(ISに共鳴する若者たち)によってソフトターゲットを狙ったテロが多発。世界が警戒する『テロの変貌』とその対策を徹底検証する。


6月16日(金)
「英国メイ首相の誤算とEU離脱」

ゲスト:細谷 雄一(慶応義塾大学法学部 教授)

先日行われたイギリスの総選挙は、メイ首相率いる与党・保守党が議席を減らし過半数割れした。総選挙で多数を獲得し、EUからの離脱交渉を自らの手で進めようとしたメイ首相にとっては大きな誤算となった。今後メイ政権はどうなるのか?
またヨーロッパ統合構想を最初に唱えたと言われる「ヨーロッパ統合の父」でオーストリアの政治家、クーデンホーフ=カレルギーと日本との意外な関係とは?イギリス・ヨーロッパ政治の専門家である慶応義塾大学の細谷雄一教授に聞く。