6月19日~23日

6月19日(月)
「米英フェイクニュースで大混乱 日本は大丈夫?」

ゲスト:三浦 準司(ジャーナリスト)、坂本 旬(法政大学 教授)

現代は様々な情報があふれている。その中にはフェイクニュースと呼ばれる嘘の情報も少なくない。
例えば、アメリカ大統領選時の「ローマ法王がトランプ氏を支持した」というフェイクニュースは、選挙結果に何らかの影響を与えたという声もある。
本当に正しい情報かどうか、自分にとって必要なものかどうか。今、メディアの伝える情報を正しく理解する能力が問われている。様々なメディアと付き合っていくために身につけるべき力とは何か、どうすれば惑わされずに済むのか、専門家に聞く。


6月20日(火)
「露疑惑渦中トランプ氏の命運 司法妨害の真相に迫る」

サブキャスター:中島 静佳
ゲスト:渡部 恒雄(笹川平和財団 特任研究員)、石郷岡 建(ジャーナリスト / 元毎日新聞モスクワ特派員)

トランプ大統領を揺るがす『ロシア疑惑』。トランプ氏から解任されたコミー前FBI長官が議会で証言し、捜査中止の圧力を受けたことを強く疑わせる事態に発展した。疑惑の焦点は、昨年の大統領選挙に対するロシアの干渉にトランプ陣営が関与したかどうか。そして、不当な圧力で司法手続きをねじ曲げる『司法妨害』に当たるかどうかだ。
米史上最大の疑惑は弾劾に発展するのか。トランプ政権の命運を専門家が読み解く。


6月21日(水)
「2020年憲法9条改正!?その課題は?」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:木村 草太(首都大学東京教授)、阪田 雅裕(弁護士)

憲法記念日に安倍首相が、自衛隊の存在を明記する9条改正を果たし、2020年施行を目指すと発言した。唐突感はあるが、これを受けて自民党内は動き出している。戦後、一言一句変わることのなかった憲法がついに改正されるのだろうか?
しかし、その実現の前に考えなくてはいけないことがたくさんある。憲法に自衛隊の存在を明記する憲法改正案とは、どんな条文なのか?その国民投票はどのようなやり方で行われるのか?そして、もし国民投票で否決されたら、自衛隊は違憲となり、廃止されてしまうのか?
まさに、国会議員だけでなく、国民全体が憲法と自衛隊の関係を深く考えることが求められているのだ。そこで、憲法の専門家に憲法9条改正への問題点・課題を挙げてもらう。


6月22日(木)
「何を変える?何を変えない?憲法改正」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:保岡 興治(自民党)、武正 公一(民進党)

戦後70年の日本にとって最大の課題になっているのは憲法改正論議である。現憲法を排して自主憲法制定の改憲派から、現憲法の一文字たりとも変えてはいけないという護憲派まで入り乱れ、連日、憲法改正のニュースが新聞の紙面、テレビの画面を賑わしているが、果たして多くの人々は憲法改正について理解しているのだろうか?
ともすればすぐに話題になる9条問題だけではなく、そもそも「なぜ憲法を改正しなければならないのか?」「改正するとすれば、何を、どう改正するのか?」そして最大の注目点である「9条の行方は?」
国会・憲法審査会のキーマンである自民党・保岡興治議員と民進党・武正公一議員に、憲法改正の意義、改正のポイント、また現憲法の堅持など、憲法改正の在り方について、伺う。


6月23日(金)
「幕末維新の日本産業史」

ゲスト:米倉 誠一郎(一橋大学イノベーション研究センター 教授)

文明開化による近代化を果たした明治初期にかけて、日本の礎を築いた人は『創造的対応』を行った人が多かったという一冊の本が先ごろ出版された。イノベーションやベンチャービジネスの専門家として著名な一橋大学の米倉誠一郎教授が記した「イノベーターたちの日本史」である。
今回はこの本をベースに明治初期に成功を収めた日本人に共通していた『創造的対応』とは何か?また現代日本に必要なイノベーションとは何かについて聞く。