6月5日~9日

6月5日(月)
「北朝鮮 ついに日本も攻撃対象」

ゲスト:辺 真一(コリア・レポート 編集長)、古川 勝久(国連北朝鮮制裁委員会元専門家 パネル委員)

3週連続で弾道ミサイルを発射した北朝鮮。各国が圧力を強化していく中で、北朝鮮のミサイル開発は止まらない。
5月に起きた世界的なサイバー攻撃では、北朝鮮が関与した可能性が浮上。また同時期に、北朝鮮への国連制裁決議に関わる部門にハッキング被害が起きている。
以前国連に所属し、北朝鮮制裁に携わった古川勝久氏のメールアカウントも、何者かに狙われたという。様々な手法で情報と外貨を入手する北朝鮮。その非合法活動の実態を暴く。


6月6日(火)
「石破氏 安倍一強にどう対抗? 政策論争無き自民に喝」

ゲスト:石破 茂(前地方創生担当相 / 自民党衆議院議員)、与良 正男(毎日新聞 専門編集委員)

安倍首相の在任日数が小泉元首相の1980日を超え、通算で戦後歴代3位となった。自民党総裁任期の延長により、来年秋の総裁選で3選すると、最長2021年まで首相の座に。しかし、『森友問題』『加計問題』などの難題も抱える。
こうした中で、『安倍1強』といわれ党内議論が低調になっていると声を上げるのが石破茂前地方創生担当相だ。『安倍9条改憲提案』には早くから異議を唱え、ポスト・アベノミクスの準備に余念がない。
石破氏は総裁選に向けて"戦闘開始"となるのか、その胸中を聞く。


6月7日(水)
「新大関誕生に白鵬復活!五月場所総括」

ゲスト:旭道山 和泰(元小結)、舞の海 秀平(元小結)

五月場所も盛り上がった。当初、稀勢の里の3連覇が注目されていたが、ケガの影響で休場。しかし、国技館は連日の満員御礼が続く。その中心にいたのは、稀勢の里の弟弟子である関脇・髙安。大関取りをかけた五月場所で見事に11勝を挙げ、昇進を決めた。稀勢の里同様、ファンに愛されるそのキャラクターに、強烈なかち上げが魅力だ。
そして、全勝優勝で復活を果たした白鵬。大横綱としてのプライドを守った形だが、立ち合いから変化したり、横綱らしくないという声も。
そこで今回は、相撲における立ち合いに迫る。力士たちは仕切りで何を考えているのか?立ち合いの衝撃とは?相撲の見方が変わるかもしれない。


6月8日(木)
「世帯貯蓄額過去最高の"不都合な事実"」

ゲスト:堺屋 太一(作家)、荻原 博子(経済ジャーナリスト)

総務省が5月16日に発表した2016年の家計調査(速報値)で、二人以上の世帯の平均貯蓄額が前年比0.8%増で4年連続して増加していることが分かった。
日本の世帯貯蓄の平均額は1820万円に上った。しかし、その平均額1820万円を下回る世帯が全体の約三分の二を占めており、富が偏在していることが分かる。年齢別にみると、40歳未満の世帯の貯蓄現在高は34万円減の574万円だが、高齢者世帯(世帯主が60歳以上の世帯)の貯蓄現在高は2,385万円で、貯蓄現在高が2,500万円以上の世帯が全体の33.4%を占めた。一方300万円未満の世帯は15.1%となった。
つまり40歳未満の世帯では負債と貯蓄の差額は大幅なマイナス、逆に70歳以上の世帯では負債はほとんどなく、世代間に格差があることがここでも示されているといえるだろう。
貯金が好きな国民と言われている日本人だが、今後、貯金はどうあるべきなのか?また、世代間の貯金に対するギャップとは何なのか。作家・堺屋太一氏と経済ジャーナリスト・荻原博子氏が提言する。


6月9日(金)
「建築家・安藤忠雄の原点」

ゲスト:安藤 忠雄(建築家)

独学で建築を学び、いまや世界的な建築家として知られる安藤忠雄氏。
今年の秋には、開館10周年記念として国立新美術館で「安藤忠雄展」が開催される。そこでは安藤氏の原点である住宅作品や代表作「光の教会」が原寸大で展示されるという。
番組では、"建築家・安藤忠雄の原点とは何か"について聞くほか、長らく東京大学の名誉教授を務めている安藤氏が考える教育論や、「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金」の実行委員長を務めるなど、知られざらる社会活動家としての一面についても聞く。