第103回  昼から一杯 江戸の粋と人情を浅草観音裏で楽しむ

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居酒屋探訪家、太田和彦さん。今回は、東京・浅草、観音裏を旅します。
浅草は日本を代表する観光地で、日々多くの外国の方をはじめ観光客で賑わっています。しかし、"観音裏"は観光客がほとんど足を踏み入れないエリアです。
まずは、市川団十郎歌舞伎十八番「暫(しばらく)」銅像前からスタートし、言問通りから観音裏の交差点方面へ向かい木札屋「丸島」へ入ります。ここで、縁起物・自分の名前の木札を手に入れた後、東京浅草組合の見番を覗いて浅草芸妓について伺います。昼食は、蕎麦屋「弁天」で板わさ、もりそばと冷酒で一杯。そして、いよいよ、お目当ての居酒屋巡りへ。
まずは、創業12年あまり、日本酒の品揃えが豊富な「ぬる燗」で、かつおの刺身と日本酒を楽しみます。続いては、銀座の名店「バードランド」で修業した店主が5年前に開店した、日本酒とワインで焼鳥を味わう焼鳥「トリビアン」へ。自慢の焼鳥をお酒とともに堪能します。最後に、築50年の古民家を改装したバー「FOS(フォス)」で、リンゴのコンポートとジントニックで締めます。

<太田和彦さんが訪ねたお店>
木札屋 丸島
東京都台東区浅草3-25-3

弁天
東京都台東区浅草3-21-8

ぬる燗
東京都台東区浅草3-20-9

焼鳥 トリビアン
東京都台東区浅草3-35-12

FOS
東京都台東区浅草3-37-3