第17回  第十五番札所 今熊野観音寺(京都)

西国三十三所・第十五番札所は、今熊野観音寺。古くから京都における熊野信仰の中心地として栄え、今では頭痛封じの観音さまとしてもあつい信仰を集めています。また境内には弘法大師と縁の深い熊野権現社や稲荷社、また西国三十三所の各ご本尊を石仏として奉る今熊野西国霊場など、見どころも多くあります。寺の北側には一条天皇の皇后、藤原定子が鎮まる陵(みささぎ)があり、定子に仕えた清少納言もこの近くで晩年を過ごしたとされます。