第19回  『源氏物語』と『枕草子』~愛と憎悪とユーモアと

ゲスト:遼河はるひ、山田順子(時代考証家)、山本淳子(京都学園大学人間文化学部教授、平安文学研究者)
VTR出演:香山リカ(精神科医)

尾上松也の謎解き歴史ミステリー
所蔵:石山寺

今からおよそ1000年前の平安時代に2人の女性によって描かれた「源氏物語」と「枕草子」。世界にも誇る二大平安文学には知られざるミステリーがあった!?
光源氏と姫君たちの恋模様を描いた「源氏物語」。その華やかできらびやかな世界からは想像もつかない作者・紫式部の裏の顔とは!?彼女の不幸な境遇、そして宮中社会で繰り広げられた愛と憎悪。紫式部の真実が明らかに!
一方、「源氏物語」と並び評され、ユーモア溢れる作品として有名な清少納言の「枕草子」。「類聚的章段」「随想的章段」「日記的章段」の3種類で構成される随筆。その中で清少納言が仕えた定子にまつわることを記した「日記的章段」にミステリーが。そこから導き出されるメッセージには平安の世を恐れさせていたあるものを鎮めることが隠されていた!?果たして真相は?