10月6日  化石燃料の行方とエネルギー革命

ゲスト:畑中 美樹(国際開発センター研究顧問)、石井 徹(朝日新聞編集委員)

世界経済に大きな影響を与える原油価格。2001年のアメリカ同時多発テロ前は1バレル27ドルだったものが、その後高騰し、2008年には1バレル145ドルという高値を付けた。しかしリーマンショック後には26ドルにまで急落するなど原油価格は近年乱高下を続け世界経済は大打撃を受けた。日本を始め多くの国が脱石油を掲げ、自然エネルギーの利用促進へと舵を切った。そんな中、原発の稼働にブレーキをかけた日本で、再び脚光を浴びたのが石炭だ。2015年の時点で日本のエネルギーの実に32%が石炭から作り出されている。今後、石炭はどのように利用されるのか。中東のエネルギー事情に詳しい畑中美樹氏と朝日新聞の石井徹編集委員に聞く。