10月30日~11月3日

10月30日(月)
「できる!衰退商店街に客を呼ぶ」

ゲスト: 飯田 泰之(明治大学 政治経済学部准教授)、竹本 慶三(させぼ四ヶ町商店街協同組合 理事長)

店舗の老朽化や後継者不足などに加え、ショッピングモールやネット通販などの影響で衰退が続く全国の商店街。シャッター通りが増える一方、様々なアイデアで再生に挑戦するケースも。長崎・佐世保の「させぼ四ヶ町商店街」では、東京の商店街とタッグを組んで短編映画祭を開いたり、よさこい踊りを取り入れた独自イベントを催すことで、集客力を高めている。東京一極集中のなか、地方再生のカギとして注目される商店街の可能性を探る。


10月31日(火)
「小池劇場の排除で敗北 希望の党議員の本音は」

ゲスト:岸本 周平(希望の党 衆院議員)、柿沢 未途(希望の党 衆院議員)、与良 正男(毎日新聞専門編集員)

小池百合子代表の「排除」発言をきっかけに、足並みの乱れが表面化した希望の党。衆院選では野党の分裂を招いて自民党を利する構図となり、有権者の失望をかった。結果は、「政権交代」には程遠い惨敗に。選挙中も小池氏への批判が相次ぎ、候補者の「小池離れ」は加速した。
今後、混乱が予想されるなかで、党の方向性をどう決めていくのか。分裂含みで野党再々編になる可能性は。国会の首相指名選挙の直前に、希望の党衆院議員の本音に迫る。


11月1日(水)
「第4次安倍政権発足!巨大与党に野党どう対峙?」

ゲスト:岩井 奉信(日本大学教授)、角谷 浩一(政治ジャーナリスト)

安倍首相は11月1日に召集予定の特別国会の首相指名選挙で再び選出され第4次安倍内閣が発足する見通しだ。
自民党圧勝に終わった衆院選だが、野党が乱立し受け皿になり得なかったとの声も聞こえる。憲法改正・消費増税・アベノミクス・モリカケ問題と安倍政権には問題が山積...世論調査では国民の約半分が続投を望まないという結果。そんな安倍一強に果たして野党は!?
希望の党分裂?民進党解党?無所属で出馬し当選した大物議員たちの動向は?波乱含みの野党再編を考える。


11月2日(木)
「習近平一強時代到来 『中国の夢』とは?」

ゲスト:李 相哲(龍谷大学社会学部教授)、島田 久仁彦(国際ネゴシエーター)

24日に閉幕した中国共産党の第19回党大会。習近平総書記は「新時代の中国の特色ある社会主義思想」を党の「行動指針」として党規約に盛り込む改正案を承認。これは現役指導者としては毛沢東以来のことであり、習近平総書記は1期目で手にした強力な人事権によって自らが思い描いた通りの新体制を整えた。ポスト習近平と目される幹部の登用も見送られ、3期目を睨んだ総書記1強時代に突入。果たして、最高指導部の顔ぶれから読み取れることとは?盤石の布陣を敷くことで動き始める習近平総書記が掲げる「中国の夢」とは?そして、北朝鮮問題などがくすぶるアジアの覇権争いの行方は?徹底検証する。


11月3日(金)
「ロシアから見た北朝鮮」

ゲスト:下斗米 伸夫(法政大学法学部教授)

ロシアでは来年3月大統領選挙が行われプーチン大統領の再選が確実視されている。これに当選すれば任期は6年となり2024年までの長期政権で絶大な権力を握ることになる。
しかしウクライナ侵攻による各国の経済制裁や原油価格の下落によってロシア経済は2年連続のマイナス成長になるなど、内政では苦戦が続いている。
また外交では北朝鮮への対応が注目を浴びているものの大きな成果は出ていない。日本との北方領土での共同経済活動も進んでいるが歩みは遅い。
果たしてプーチン大統領は今後どのような政策を打ち出してくるのか。ロシア研究の専門家、法政大学・下斗米伸夫(しもとまい・のぶお)教授に聞く。