12月4日~8日
12月4日(月)
「北朝鮮 核ICBM完成間近か?」
ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信社ワシントン支局長)、柯 隆(富士通総研主席研究員)
北朝鮮が2カ月半の沈黙を破りミサイルを発射した。今回のミサイルは、高度や飛行時間からアメリカ本土にも届くICBMの可能性も高く、北朝鮮は「国家核武力完成」を宣言。注目されるのは米国の対応だ。先月は、金正恩氏と「いつかは友達に」とツイートしたトランプ大統領だが、果たして強硬路線へ舵を切るのか?一方、対話を重視する中国は?そして、安倍首相が、「米国と100パーセント共にある」という日本の取るべき対応は?北朝鮮をめぐる米中の思惑を探る。
12月5日(火)
「希望・玉木雄一郎代表に問う 憲法&野党連携」
ゲスト:玉木 雄一郎(希望の党代表)、中北 浩爾(一橋大学大学院教授)
小池百合子氏が辞任し、玉木雄一郎代表のもと再出発した希望の党。衆院選に大勝した安倍政権と、どう向き合うか注目されるなか、玉木代表は、憲法改正では9条含めて積極的に議論を進める方針。党内には、改憲慎重派も多く、今後の野党連携も含め、かじ取りを誤れば路線対立が表面化する危機も抱える。世論調査で支持率3%台と厳しい状況で、今後、巨大与党にどう戦いを挑むのか。どんな党を目指し、何を実行していくのか、玉木代表に聞く。
12月6日(水)
「国会をめぐる与野党の綱引き」
キャスター:岩田 公雄
ゲスト:平野 貞夫(元参議院議員)、角谷 浩一(政治ジャーナリスト)
9日に閉会する特別国会。森友・加計問題の追及に野党は意気込んだものの、質問時間削減の影響もあって論点は深まらず。蓋を開けてみれば、またもウヤムヤ状態で終わりそうだ。
実は、今年の国会会期は159日で、現憲法下で2番目の短さでもある。本来、法案や予算を審議する場である国会が「開かれる前」に行われる、質問時間を巡る与野党のかけ引き。これって意味があるのだろうか?
また、しばしば行われる強行採決。これらの要因の一つが実は国会の会期制にある。国会制度に詳しい元参院議員・平野貞夫氏と政治ジャーナリスト・角谷浩一氏をスタジオゲストに迎え、その不可解さを徹底解説!
12月7日(木)
「退位の日程を検討する皇室会議とは?」
キャスター:岩田 公雄
ゲスト:高森 明勅(皇室研究家)、伊藤 智永(毎日新聞編集委員)
天皇陛下の退位を認める特例法の成立から半年。政府は、退位の時期決定に関する皇室会議を今月1日に開催した。
天皇の退位と皇太子の即位に伴う新元号の施行期日については「2019年3月末・4月1日」か、「同年4月末・5月1日」かの2案を検討。早ければ今月5日にも閣議決定される見通しだ。
戦後7度目、およそ24年ぶりに開かれた『皇室会議』とは、どのようなものなのか?そして、光格天皇以来200年ぶりとなる生前退位はいつ、どのような形でなされるのか?皇室研究者の高森明勅氏が解説する。
12月8日(金)
「新しい豊かさの基準とは?」
ゲスト:大島 隆(朝日新聞GLOBE 副編集長)
日本は平均寿命が世界トップクラスであり、経済もわずかながら成長を続けている。治安も比較的良く、安全な国であり、町で飢えている人を見かけることもなく、豊かさを享受していると言える。
一方、世界はこの数十年で大きな変化を遂げている。かつて途上国と呼ばれていた国も経済的に急成長を遂げ、21世紀はアジア・アフリカの世紀になるとも言われている。
我々が感じてきた"豊かさの基準"も変わってきている。国によって、人によって変わる豊かさの基準は、どこにあるのか。
朝日新聞GLOBEの大島隆副編集長に聞く。