第35回  第三十番札所・宝厳寺(滋賀)

saikoku33_35.jpg 西国三十三所、第三十番札所・宝厳寺(ほうごんじ)。三十三ある札所の中でもただ一つ、湖の中の島に位置する観音霊場で、その創建は奈良時代にまで遡ります。"祈りの階段"と呼ばれる急な石段を上り、二つめの鳥居をくぐると観音様が祀られている観音堂に到着します。札所本尊の観音様は秘仏であり、普段は御前立ちを拝観することができます。また浅井亮政(あざい・すけまさ)の側室が納めたとされる弁才天坐像などの寺宝の数々も見どころの一つです。