第36回  第三十一番札所・長命寺(滋賀)

saikoku33_36.jpg 西国三十三所、第三十一番札所・長命寺。はるか昔、この地を訪れた聖徳太子が、由緒ある柳の木から観音さまを刻み、本尊としてまつったのがこの寺の始まりとされます。内陣の厨子には中央に千手観音像、右に十一面観音像、そして左に聖観音像が一緒にまつられ、三尊一体のご本尊として有名です。また本堂の左には三百年生きたとも伝わる武内宿禰(たけのうちのすくね)をまつったお社があるなど、神仏一体の聖地としても広く知られています。