第36話  

sand_36.jpg 大定江船団の運営権を何とか取り戻し、湾商の基盤を整えたサンオク一行は、人参交易のため柵門へ向かった。禁門通過の際、役人から人参を持ち込むのは密貿易禁止後、湾商が初めてだと聞かされ、期待に胸を膨らませる。ところが、品薄で高値の取引が予想されたにもかかわらず、柵門の薬材商では低い金額を提示され、すでに柵門中に人参が出回っている事実を知らされる。