第13話  

BQ_13.jpg ミニは接触事故を装いハジンに近づき、わずかな時間とはいえ言葉を交わした。それなのに目の前にいるハジンは、ミニをまっすぐ見つめ、笑顔をさえ浮かべている。記憶喪失は本当だった――ハジンは、ミニが何者なのか、2人の間に何があったのか、すべて忘れてしまったのだ。身を以てそれを確信し、ミニは思わずほくそ笑むのだった。一方、ファランも興信所を使ってハジンを捜しだす。