第1話  

kimsooro_01.jpg 弁韓がいまだ統一されてなく、12の部族国家に分かれていたころ。製鉄の盛んな狗耶(クヤ)国では、祭司長のイビガがひそかに王の座を狙っていた。そのころ北方の草原では、後漢の初代皇帝、光武帝が版図を広げ、祭天金人族を撃破した。1人逃げ延びた首長キム・ユンの妻チョンギョンは、狗耶国行きの奴隷船でキム・ユンの息子を出産する。船は難破し、助けられた赤子は、妻が死産した狗耶国の鍛冶長チョバンの息子スロとして育てられる。