6月25日~29日

6月25日(月)
「ニッポン柔道 東京五輪へ着々!」

ゲスト:金野 潤(全日本柔道連盟 強化委員会委員長)、塚田 真希(全日本女子柔道シニアコーチ / アテネ五輪金メダリスト)

東京五輪まであと2年。日本人選手のメダル獲得が期待されるのが"お家芸"といわれる柔道だ。
今年、パリで開かれたグランドスラム大会では、男女あわせて5階級を制覇するなど、2020年に向けて着実に実力をつけている。また、けがに泣いたベイカー茉秋やウルフ・アロンら、世界の頂点に立った実力者たちも順調な回復を見せる。さらに、17歳の阿部詩など、若手の成長も著しい。
東京五輪への意気込みを、柔道連盟の強化委員トップと五輪金メダリストに聞く。


6月26日(火)
「日朝会談へ死角は何か? 拉致問題解決の道筋は」

ゲスト:美根 慶樹(元日朝国交正常化交渉政府代表)、磐村 和哉(共同通信社 編集委員)

日朝首脳会談は実現するのか!? 米朝会談で、トランプ大統領は金正恩委員長に日本との対話を促した。「話を進めたい」と応じた金委員長。安倍首相も「拉致問題解決のチャンスは逃さない」と強調した。
2004年から途絶えている日朝間の首脳外交。非核化問題と並行して、日本は拉致問題をどう解決していくのか。どんな外交姿勢で挑むのか?
かつて「日朝国交正常化交渉」の政府代表として拉致問題などの交渉を行った、元外交官に聞く。


6月27日(水)
「村上誠一郎議員が警鐘 『誰がした!こんな自民党?』」

ゲスト:村上 誠一郎(自民党衆議院議員)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)

今国会での最重要課題である「働き方改革関連法案」や「カジノ実施法案」に加え、党利党略が透けて見える「公職選挙法改正案」で与野党協議を一方的に打ち切り、法案成立を目指す与党・自民党。国会軽視ともいえる強引な手法に、野党は猛反発している。
そして国会混乱の元凶である「モリカケ問題」でも、一方的に幕引きを図る始末......そこには、数々の問題を党内の自浄能力で乗り越えてきた、かつての自民党の姿はない。
一強多弱にあぐらをかく政権与党・自民党の姿に、村上誠一郎衆議院議員が警鐘を鳴らす。


6月28日(木)
「アメリカの孤立、イタリアの孤立」

ゲスト:伊藤 さゆり(ニッセイ基礎研究所 主席研究員)、池谷 知明(早稲田大学社会科学総合学術院 教授)、島田 久仁彦(KS Internatinal Strategies CEO)

アメリカが国連人権理事会から離脱を表明。自国経済優先、保護主義に走るアメリカの「国際社会からの孤立」が顕著になってきた。関税問題を巡って激しく中国と対立するだけだけでなく、EU諸国との亀裂も深刻なものとなっている。
一方、ポピュリズム政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」の連立政権が樹立したイタリアも、EU圏内で孤立。移民排斥を訴える「同盟」のサルビーニ書記長が移民問題を扱う内相として入閣するなど、EU内の火種となっている。
アメリカの孤立とイタリアの孤立・・・暗雲漂う世界情勢を徹底検証する。


6月29日(金)
「米中貿易戦争の行きつく先」

ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所 主席研究員)

アメリカのトランプ大統領が打ち出した鉄やアルミなどへの輸入品にかける追加関税に端を発した貿易摩擦は、その後多くの輸入製品に広がり、特に巨額の貿易赤字を出している中国を狙い撃ちにした貿易戦争へと拡大してきた。この問題はいつ収拾するのか分からない世界経済の重しにもなってきた。中国はアメリカに対して今後どのような手立てを講じていくのか?また今後米中交渉のキーパーソンとなる人物は誰なのか?東京財団政策研究所の柯隆主席研究員に聞く。