第37話  

BQ_37.jpg マルスンに腎臓の提供を唆したこと、それを脅しに利用してハジンとドユンの仲を引き裂いたこと――過去の出来事をまくし立てるハジンを、ミニは震えながら見つめていた。ハジンは記憶を取り戻してしまったのだ。 しかしそれは、一部か"すべて"か。すべてを思い出したのであれば、子どものことをドユンに話すのではないかとミニは不安に駆られる。