第5回  シンガポール×マレーシア『潜入!国境の町の巨大プロジェクト』

国境ハンター:石田佳央

世界の国境を歩いてみたら・・・ シンガポール×マレーシアの国境を目指して旅立ったのは、国境ハンター、俳優の石田佳央(よしひさ)。シンガポールとマレーシアの国境は、これまでで一番短い80km。果たしてどんな国境なのか?
シンガポールの空港を降りたハンターがまず驚いたのは、シンガポール・チャンギ空港!飲食店や土産物などのショップも充実し、世界的な空港ランキング・ワールドエアポートアワードで6年連続1位になっている。建物の中にも緑が多くリラックスできる、それでいて近代的!さすがは、世界の急速な経済発展を遂げたシンガポール。そんな空港付近で国境についてリサーチをすると、「国境に行きたいならウビン島を目指せ!」と地元の方が教えてくれる!国境なのに島?シンガポールとマレーシア、いったいどんな国境が待ち受けているのか?今回は80kmとちょっと短い両国の国境を、じっくりと歩いて行きます!
国境を目指してハンター石田は、ボートに乗り換えウビン島へ。国境を探して歩いてみると、ある物を発見する。砂浜から海の中へ、竹でできたフェンスが伸びている。「え!?これが国境なの?国境フェンスが海の中に続いてる!」そう!シンガポールとマレーシアの国境、それは海だった!正確には幅1kmの海峡なんです!
ウビン島は国境の東の端。そこから西へ向かって国境沿いを進みます!すると見えてきたのは、シンガポールの街中にある貯水池。それだけなら特別不思議ではないのだが、気になるくらいの数と大きさ。いったいなぜこんなに?しかも街中に?地元の水道博物館へ行くと意外な事実が。実はシンガポールは東京23区とほぼ同じ面積で、平地。日本のように山間地にダムや貯水池を作ることが出来ない。経済大国シンガポール、お金はあるのに水がないんです!なんと、お風呂や洗濯の後の排水をろ過して飲料水として販売するほど!その名もニューウォーター!いったいどんな味!?
さらに、国境である海峡には大きな橋が架かっていて、バスや電車、バイクが行ったり来たり。特にマレーシアからシンガポールへ向かう道路はたった1kmの橋を渡るのに、1時間もかかるほど!いったいなぜ!?それがこのシンガポール、マレーシア、2つの国の最大の特徴!両国に暮らす彼らは経済格差を最大限に利用して、生きていたんです。
そして、経済大国シンガポールの影響でマレーシアもいま大きな発展をを遂げようとしていました。自然豊かなマレーシア、都市の発展によって、彼らの生活には光と影が・・・。行ってみないと分からない、シンガポール、マレーシアの国境のリアルをお伝えします!