第13回  よみがえる恐竜の世界 地球の支配者

恐竜の専門家たちがハリウッドとタッグを組み、最先端のリサーチ結果を紹介する。映像制作を担うのはピクサー、ディズニーそしてドリームワークスだ。最新の科学情報をキャッチし、恐竜の生活を目撃しているような体験ができる番組だ。珍しい求愛のダンスや、ティラノサウルスの家族の機能、モササウルスの水中出産、恐竜の赤ちゃんの誘拐、プテロサウルスの空中戦。これまで見ることが出来なかった感動のドラマが展開される。

【前半】
活発で、複雑で、色鮮やかな恐竜の世界をのぞく。恐竜に関する常識が覆される。ここ数十年で、科学者たちは恐竜に対しての考え方を変化させた。最近の研究で、恐竜は考えられていたよりも活発で、複雑で、色鮮やかだったことが判明した。爬虫類よりも鳥に近い生物なのだ。小さなエオラプトルの交尾の儀式や、色鮮やかな羽根を持つ5メートルの七面鳥のような姿のギガントラプトル。巨大海生爬虫類のモササウルスがサメと戦う姿など迫力の映像でお届けする。

【後半】
古代の水たまりで見える恐竜の社会とは。古代の水たまりをのぞいてみよう。ここは捕食者と獲物が共存する場所だ。今回のエピソードの舞台はポルトガル。ヨーロッパでも化石が多いことで有名な国だ。1億5千万年前のジュラ紀後期、水たまりでは巨大な草食恐竜が移動の途中で休憩をしている。さらに集まってくるのは空を飛ぶ爬虫類のランフォリンクスやステゴサウルスの親戚のミラガイアなどだ。恐竜は複雑な社会システムで生活をしていて、その中心にあったのが水たまりだった。そこで様々な種が共に生き、共に死んでいったのだ。

discoverychannel-museum_13_01.jpg Credit: Discovery Communications
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