第14回  恐竜の進化と絶滅 現代動物に引き継がれた本能

恐竜の専門家たちがハリウッドとタッグを組み、最先端のリサーチ結果を紹介する。映像制作を担うのはピクサー、ディズニーそしてドリームワークスだ。最新の科学情報をキャッチし、恐竜の生活を目撃しているような体験ができる番組だ。珍しい求愛のダンスや、ティラノサウルスの家族の機能、モササウルスの水中出産、恐竜の赤ちゃんの誘拐、プテロサウルスの空中戦。これまで見ることが出来なかった感動のドラマが展開される。

【前半】
恐竜は生きるためにどのように変化したのか。恐竜の世界は厳しく危険だ。「ジュラシック・パーク」に登場するヴェロキラプトルを覚えているだろうか。それよりさらに巨大なユタラプトルの群れが巨大な獲物を狩る姿をご覧いただこう。今回は恐竜が生きるためにどうやって変化したかを紹介する。捕食者から逃げるために木に登るようになったものもいれば、空を飛ぶようになったものもいるのだ。さらに初期の哺乳類は今まで考えられていたよりも多様性があったという新発見も紹介する。

【後半】
大量絶滅のあった地球で恐竜はどう生き延びたのか。巨大で恐ろしいティラノサウルスは最も名の知れた恐竜であろう。鈍くて動きが遅いと思われているが、最近の研究でそうではなかったことが明らかとなりつつある。実際はもっと器用でダイナミックで、鳥に近いような恐竜だったのだ。ティラノサウルスは小惑星が地球に衝突したことにより死滅したが、生存した恐竜もいた。例えば、小さくて鳥のようで非常に賢いトロオドン。最後の恐竜とも言われるトロオドンが、すべてが滅びた世界でいかに生きたのか?

discoverychannel-museum_14_01.jpg Credit: Discovery Communications
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